観賞用の紅茶

2013年12月11日(水) 緑茶カウント:2杯

基本的に、ペットボトルや紙パックで売られている、香料の入った甘い紅茶、というものを自分は飲まない。理由は一つ。慣れ親しんでこなかったから、これに尽きる。そもそも甘い紅茶はそんなに飲まない、紅茶自体が苦手だった、など、他にも理由はあるにはあるが、絶対に砂糖を入れないわけでもなく、最近は紅茶も飲めるようになった今、突き詰めるとこの理由一つに行き着く。

そして我が家のこたつの右隅には、ベルガモット&オレンジティーのペットボトルがずっと、二週間ほど放置されているのである。セブンイレブンのくじで当たった賞品で、もらったときは何となく嬉しかったのだが、「飲もう!」という気持ちが沸いてこず、以来そのまま。もらったときは温かかったがとうの昔に冷めてしまい、印字されている「HOT」の文字の見た目だけが温かい。毎日このボトルを視界の隅に捉えながら、しかしほとんど触れることもなくただただそこに置いている。誰かにあげようか、と思ったこともあったが、もらったときの嬉しい思い出を手放すのが若干残念な気持ちもあり、すっかり観賞用の紅茶になってしまった。

いつまでこれはここにあるのだろう。いつか自分はこれを飲むのだろうか。



日記録2杯, 日常