日記録0杯, 日常

2019年5月2日(木) 緑茶カウント:0杯

大ファンか、と言われればそうとは答えられないと思う。事実、己はその姿を夏フェスのステージの一度きりでしか観ていない。ただその人は己にとって不滅の人で、己の好きな人々に多大な影響を与えてきた人だったのだ。

遠藤ミチロウさん。ご病気なのは知っていた。闘病中であることも知っていた。しかし亡くなるとは思わなかった。何故ならミチロウさんだから。

寂しいと悲しいと呆然が入り混じる感情。あぁ、せめてどうか安らかに。あの世でもその歌声を響かせられていますように。



日記録0杯, 日常

2019年4月7日(日) 緑茶カウント:0杯

その言葉を聞いた瞬間、己の目は確かに店員の手に釘付けになった。よくあるコンビニエンスストアーのレジにて、時刻は夜中の二十三時を過ぎた頃。疲れたことだしビールでも買って帰るかといくつかの物品をカゴに入れ、順番を待った後に己にかけられた一つの言葉。

「あたためますか?」
「あ、お願いし…………」

思わずお願いしようとして声が止まってしまったのは、店員が手にしていたのは雑誌だったから。しかし気を取り直す。いやいやいや、違う違う違う。雑誌は単にこれから袋に入れようと持ち上げただけで、あたためるか否か聞いているのはカゴの中の食物だ。食べ物だ。何を勘違いしているのか己は。そりゃあ確かに紛らわしいが常識的に考えてそんなはずはないだろう…………と一人慌てつつカゴの中を見返したら、ビールとミンティアしか入っていなかった。

「あ、いいです…………」
「スプーンおつけしますね~」
「え、あ、ありがとうございます」

そうして己は雑誌とビールとミンティアとスプーンを持って帰路についた。店員だけがどこまでも平静だったのが後になって妙におかしかった。



日記録0杯, 日常

2019年3月31日(日) 緑茶カウント:0杯

購入してからもう十年近く経つだろう。故に、ガタが来ているのだ。故に、仕方がないのだ。しかもガタが来ていることに気付いたのは数年前であるからして。

温度を調整するつまみが効かないのである。右に回しても左に回しても意味を為さない。全てはこたつの気まぐれで温度が決まり、イケイケドンドンのときにはすぐに膝が熱くなるため電源そのものを切らざるを得ない。しかしそうすると今度は寒くなってくるので電源を入れる。熱くなる。切る。寒くなる。電源を入れる。この繰り返しである。

とはいえもう春だしなぁ、なんて毎年毎年放置するからこうして今も電源の調整を強いられているのである。いい加減来年は買うかなぁ。それでもまだ使っていたら見事だなぁ。

なんて思っていたらもう四月だね。早いものであるよな。



日記録0杯, 日常

2019年3月22日(金) 緑茶カウント:0杯

夢の中に当たり前のように登場する母を見て、数年前は起床とともに涙を流していたのだけれども、最近は当たり前のことのように受け入れられるようになった。夢の世界に亡き母が存在するのはごく自然なことと思えるようになった。

まだ声は覚えている。笑顔で手を振る姿が見える。固く太くボリュームの多い髪が肩の上で揺れる様子が見える。

でも、かつて生きていた頃に送ってくれたメール。マイクロSDに保存された元気だった頃のメールを読み返すと、不思議と涙が流れてくるのだ。己は単に、かつて教えてもらったお気に入りの料理のレシピを見返したいだけだったのに。

まだまだ、己にとってこの出来事は人生最大のトラウマらしい。
あぁ、どうか皆さん、乳がん検診を受けてください。お願いします。
己からは、以上です。



日記録0杯, 日常, 漫画

2019年3月10日(日) 緑茶カウント:0杯

ふとこのところ新しく買った漫画のタイトルを眺めてみると、いつの間にやらバトル物の数が少なくなっていた。続けて買っているものと言えば「ジョジョリオン」「ドリフターズ」「ゴールデンカムイ」くらいだろうか。日常を描いた作品の方が最近はよく読んでいるかもしれない。

ジャンプを買っていた時期、即ち高校生の頃はバトル漫画が圧倒的に好きだった。必殺技が出れば興奮し、一つ一つの勝負に一喜一憂する。毎週毎週ハラハラドキドキして、一週間が長く感じられてならなかった。無論、他にもスポーツ、ラブコメ、ギャグ、いろいろ楽しく読んでいたが、特に好きだったんだよなぁ。

今でも好きなことに変わりはないが、どちらかと言うとまったりと落ち着いた世界を眺めることを体が望んでいるようだ。果たしてそれは年齢のせいか、それとも単純に疲れているのか。また何年か経ったら読んでいるものが変わっているのかなぁ。いったい何を好んで読んでいるんだろうね。