日記録0杯, 日常

2014年2月5日(水) 緑茶カウント:0杯

メールを三通送受信するだけで電源が落ち、カメラ機能を起動させるだけで電源が落ち、ウェブページにアクセスしようとするだけで電源が落ちるこの携帯電話は、恐らく今年で三年程度の使用となる。機能には満足しているものの流石にこうもたやすく電源が落ちてしまうのは不便であり、常に携帯式の充電器を持ち歩くのも面倒くさく、よく考えたら一年前からこの不調が続いていて、いい加減どうにかしようと思い立ち、やっと手に入れたのだ、新しい電池パックを。

電池パックには「購入時の電池パックは充分に充電されていないので、使用の際にはきちんと充電するように」なる注意書きが記されていたが、不十分な充電でも充分満足と思えるくらいで、あぁ、そういや買ったばかりの頃はこのくらい動いたんだったなぁ、としみじみ思った。

携帯型充電器も不要になり、携帯しやすくなった携帯電話はすこぶる便利である。満足感がたまらない。あぁ、嬉しい。



日記録3杯, 日常

2014年2月4日(火) 緑茶カウント:3杯

どうしてこの忙しいときに限って鼻血が出やがるのだ、とここ数日毎朝思っているのは、洗顔のたびに鼻血が流れ、鼻血が垂れ流される間ほとんど身動きをとることが出来ず、貴重な朝の時間が無駄に費消されてしまうという憂き目に合っているからで、今日も洗面台がぽたぽた赤い。

石鹸の使用により滑りが良くなり、勢い余って鼻の穴に指が突き刺さっているわけではなく、そもそも石鹸を使っておらず、ただ普通に顔を洗ってそのたびに鼻血が出ている。小鼻に指が触れる程度の接触で血が出るほど粘膜が弱くなっているのだろうか。粘膜に触れてすらいないのに。

鼻血が止まるまでは水もよくよく飲めず、無論食事もままならない。ただちり紙で鼻を押さえながらぼーっと時が過ぎるのを待つだけ。そんな毎日を過ごしている。



日記録1杯, 日常,

2014年2月3日(月) 緑茶カウント:1杯

その店の暖簾をくぐったのは二回目である。一度目に来たとき、また来ようと思ったのはラーメンの味よりも店員が印象に残ったからだった。そのラーメン屋は近所の商店街にあり、前を通り過ぎることは幾度と無くあったが、中に入ったことは無かった。贔屓の中華料理屋が近くにあったことと、その界隈にラーメン屋が集中していたことが理由である。店の数が多いと、迷った挙句に冒険心を失い、いつも行く店にばかり足を運んでしまうのだ。

しかし贔屓の店は夜しか営業していない。よって自分がラーメンを食べるのは専ら夜が常であったのだが、ある日の昼間、無性に腹が減ると同時に寒さに震え、どうしても温かいものを腹に入れたくなったのだ。温かいと言ってもハンバーガーやスパゲティは違う。汁物だ。温かな汁を啜りたかった。

そして自分はそのラーメン屋に初めて入り、カウンターの奥で働く店員を見て、あぁ、ここは愉快な店だな、と好感を覚え、また来ようと思って店を出て実際また来たのだが、たった一ヶ月やそこらで店員の愉快さがバージョンアップし、好感は恐怖に摩り替わったのだった。

「ホァチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャ」
「うっひょおーーーーーーーーーい!」
「おまたせしましっとぅああ~~~~、ン♪」
「お気遣いな、くぅううううう~~~~~、ン♪」

まな板でネギを刻むリズムに合わせ、一心不乱に「ホァチャチャチャチャチャ」と叫んでいる、のではない。まるで北斗の拳を連想させる奇声を、カウンターの奥でふらふら歩きながら唐突に呟き出すのである。

さらに、いったいどこでスイッチが入るのかさっぱりわからないのだが、やはりこれも急に、浮かれた声を挙げるのである。カウンターの奥にはもう一人店員がいて、ラーメン大盛りの注文が入っただのトッピングは何だの新しい湯を沸かせだの、業務に関するやりとりをしつつ、いきなり一人が奇声を上げ、ごくたまーにもう一人が「うるせえ」と呟くのである。

また、奇声を上げる店員には語尾に独特の癖があり、言葉の後半を伸ばしに伸ばした後、ぶりっ子のように可愛げな声を出すのだ。年の頃は自分と同じか少し下くらいだろうか。とりあえず成人男性であることは確かである。ラジオの曲に合わせて歌うのも好きらしい。とても元気良く絶唱していた。だが、ずっと歌っているわけではなく、ほんの一節大声で歌っていきなりピタリと歌い止め、「うっひょおーーーーーーーーーい!」と叫んだりするのである。

初めてこの店に来たときは、カウンターの奥で店員が、ラジオから流れるポップスのサビのところだけ、楽しそうに歌いながらラーメンを作っていて、あぁ、楽しそうだな愉快だな、と好感を覚えたのであるが、何がどうしてこうなったのだろうか。いや、そもそもあのエグザイルらしき曲を口ずさんでいた店員と奇声をあげる店員が同じ人物なのか定かで無いのだが。

理解を超える言動に走る人間の作るものを食べるのは、よくよく考えてみるとなかなか勇気のいる行動だと後になって思う。その場には三十分もいなかったが、まるで長いこと異空間に迷い込んだ心地がした。ラーメンは美味しかったが怖かった。



日記録1杯, 日常

2014年2月2日(日) 緑茶カウント:1杯

友人の結婚式に出席した。祝い事ともなれば、普段そうそう会えない遠方の友人や、なかなか休みをとれない友人達も集まり、一同に会すことが出来るのが嬉しい。この同窓会としての一面が自分にとっては何より重要なのかもしれない。

皆元気で良かったよ。



日記録0杯, 日常

2014年2月1日(土) 緑茶カウント:0杯

人から髪の毛を褒められた。自分はあまり容姿を褒められる経験を持つ方では無いため、なかなか珍しい体験だが、珍しさによるものとは別の違和感を抱いていた。嬉しいが、何故そこを褒められるのだろう。疑問に思いつつ受け答えをして、直後合点がいった。

「染めてないの? 真っ黒で良いねー」
「髪の毛太くて良いねー」
「量も多いなぁ」

そう。例えば十年前などは、特に褒められる要素で無かったことが褒められるようになったのである。白髪が無く、髪が太く、量がある。なるほど、これらが褒められる年齢になったのか。納得しつつ感慨深くも思う出来事だった。