2014年3月14日(金) 緑茶カウント:0杯
体内で渋滞していた血液が一気に流れ出したのか、指先が脈打ち、ぶるぶる震え、肩からはバキンとガラスが砕けたような音が鳴り、頭がぼうっとしてくらくらした。
積もり積もった疲労の末の、風呂上りのストレッチの効果である。
睡眠不足の日々が続き、ドリンク剤とカフェインで乗り切った一週間。ようやく一段落付き、何とか時間が出来て、閉店直前の本屋に滑り込み、手にした一冊の漫画のタイトルが「ストレッチ」。作者の名はアキリ。ルームシェアをする女性二人の日常をゆったりと描きつつ、物語の合間合間に実用的なストレッチが紹介される。そして早速試してみたのが、一番最初に紹介されている、肩こりのストレッチだった。
連想したのは鰹節の断面だ。ガラス質になってしまった魚の肉。あのように、自分の体が固まってしまったかのように感じたのは、上下に動かした肩からガラスが砕けるような音が鳴ったからだ。人間の体を動かして、どうしてあんな音が鳴るのか。不可解も良いところである。
このガラスのようになってしまった肉を明日から少しずつほぐして行こう。まずは睡眠。今日から明日までよく休もうじゃないか。あぁ、疲れた。