未分類

■2月21日12時の方へ

ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、何とか復旧できて安心しました。そして、当サイトをご覧いただきありがとうございます。読みやすくて楽しい、とは何と嬉しいお言葉! 日々の徒然を記している何でもないサイトですが、もし良かったらまたお暇なときにでもいらしてください。



未分類0杯, 初参戦, 特撮, 筋肉少女帯, 非日常

大槻ケンヂ生誕祭、ということで初めて参戦した特撮のライブ。ゲストは筋肉少女帯。冒頭のMCで、五十歳を迎えたことにより五十歳欝になってしまったオーケンに、五十歳も良いものだな、と思わせることが今回のライブの主題であると語られた。チケットはソールドアウト。会場は燃え上がり、エディからはオーケンへの感謝の言葉が贈られ、橘高さんは五十本の薔薇の花束を抱えて登場。アンコールではオーケンの顔写真がプリントされたバースデーチョコレートケーキが運ばれ、オーディエンスを含め、皆で記念写真を撮った。生誕祭にふさわしい、素敵なライブであった。

でも、自分はちょっと物足りなかったんだ。そうして、自分はやっぱり、ヒビワレメイクを施した大槻ケンヂが一番好きだということをつくづく実感したのである。

恐らく時機が悪かったのだ。己が筋少を知ったとき、既に筋少は凍結されていた。ライブを観てみたい、新曲を聴きたいと思いつつ叶わない状況にある中で特撮を知り、特撮を筋少の代替として手に取ってしまったのだ。それは特撮に対しても筋少に対しても失礼な行為であったと思う。何枚かのアルバムを聴いて、とても好きになった曲もあった。だが、どれも筋少とは全く違うもので、そのことに寂しさを感じていた。

筋少と特撮が全く違うのは当たり前のことである。演奏者が違って、作曲者が違って同じものが出来上がったら個性が無いのと同じことだ。だから自分が特撮を「違う」と感じたのは、同じボーカル・作詞者大槻ケンヂがいたとしても、メンバーによってその色が大きく変わる証拠に他ならない。また、それだけ違う色を「大槻ケンヂ」は彩ることが出来るのだ。だからこそ、二つのバンドがある意味がある。

それをよくよくわかっているのだが。始まりがそれだったので、未だに己は特撮を上手く受け取れない。今日のライブで聴けた曲。「5年後の世界」ならぬ「50歳の世界」、「文豪ボースカ」「ヌイグルマー」「林檎もぎれビーム!」「ヤンガリー」「バーバレラ」「綿いっぱいの愛を!」。やったー聴けた! ついに生で聴けた! 「文豪ボースカ」って、ライブだと後半が「何故だ何故だ何故だボースカ!」の繰り返しで終わるんだ、格好良い! うわー「バーバレラ」! 大好きなんだよこの曲、寂しくて切なくてやるせなくって! カラオケで何度も歌ったよ! 「林檎もぎれビーム!」たまらない! うわーマ太郎の声懐かしいなぁ! 「あいつらにだ!!!!」って皆で揃って叫ぶのは何て爽快なんだろう! 「ヤンガリー」ってこんなに格好良い曲だったんだなぁ……! って、感動したのだが、後半でゲストの筋肉少女帯が現れた瞬間、欲しいものはここにあった! と感じてしまったのである。

特撮と筋少の違いを見比べるのは面白かった。特撮のメンバーは定位置からあまり移動しない。まぁ、メンバー四人のうち、ドラマーとピアニストは楽器が固定されているので動きようが無いから当然の結果かもしれない。そんな中でたまにエディがマイクを片手にステージ中央にやってきてくれたりするとたまらなく嬉しくなる。そうだ! エディが上手前方にいたことに、最初驚いたんだ! これだってよくよく考えたら当たり前のことだろうになぁ。

「愛のプリズン」が格好良い曲になっていたことにびっくりした。あれ? 何の違和感もなく格好良いってどうなんだろう……と困惑もした。曲中、オーケンが腰をぐるぐる回していたのだが、それが父が毎朝やる腰痛体操そっくりだった。

五十歳になってからオーケンは夜中に足がつるようになったそうで、今までスルーしていた薬局の看板に反応するようになったそうだ。披露されたエピソードにわははと笑いつつ、足がつるようになっても、こうしてステージに立ってくれていることがとても嬉しいと思った。

五十歳を迎えたオーケンは、二十代の頃の自分が一番綺麗だったと冗談まじりに語る。確かに二十代のオーケンは美しかった。長い髪に、シュッとした輪郭。どこか危うげなところがあって、そこがまた綺麗だなぁと過去の写真を見るにつけ思った。でも自分がオーケンを知ったときには既にスキンヘッドであり、初めてライブで見たときにはプロピアモヒカンをつけていた。それが最高に格好良かったし、今の白髪のオーケンも最高に格好良い。でも、やっぱりヒビが入っている姿が一番好きなんだな、と思いつつ。まっさらな顔のオーケンを眺め、色々な顔を持って活動出来ている現在を喜び、そうして祝福したのである。自分はきっと特撮には夢中になれない人間だが、オーケンの中に特撮という要素はいつまでも輝かしくあって欲しい。ソロと電車と筋少と空手バカボンと、その他数々の色々なものを抱きながら活動を続けて行って欲しい。きっとそれが、オーケンがオーケンらしく、生き生きと活動できる術であるのだから。と実感したのであった。



未分類

■1月5日9時の方へ

ありがとうございます。楽しんでいただけたようで嬉しいです。ぜひまたこっそりいらしてください。



未分類5杯, 筋肉少女帯, 非日常

「クリスマスを撲滅する会 12月24日開催 参加費無料」

アーティストが経営していると思われるカフェギャラリー。軒先には木や石で作られたオブジェと瑞々しい植物が飾られている、そんなお洒落なお店のドアーに貼られた呪いの文字列。おい、ここの店主にいったい何があったんだよ。

この時期になると毎年毎年、カップルを妬む言葉をあちこちで見かけるようになる。それは人によっては自虐的な遊びであり、おふざけであり、人によっては本気の呪いのようである。そして何故か、一人者はこの時期、カップルを憎んでしかるべき、というよくわからない風潮が発生して、一人者の自分としては、面倒くさいなぁ、と思うのである。

自虐的な遊びに興じるのもクリスマスの醍醐味かもしれない。それはそれで良いだろう。ただ、クリスマスって別にカップルだけのものじゃないんだぜ。

毎年恒例筋肉少女帯のクリスマスライブ。このライブが己にとってのクリスマスそのものになってから、いったい何年経っただろう。このライブは今年最後の締めくくりでもある特別なイベントだ。橘高さんはファンサービス満点の福袋とイベントを用意してくれる。アンコールでは橘高さんとおいちゃんがサンタの格好をしてお菓子を撒いてくれる。開演SEはもちろんべったべたなクリスマスソングで、思えば己がじっくりクリスマスソングを聴くのはここだけだ。だって普段は季節に関係なく自分の好きな曲を聴いているから。

会場は満員で開演前からぎゅうぎゅう詰め。もっと前に詰めてください、と係員の声が響く。今日は整理番号が八百番前後だったので後ろの方でゆっくり観ようと思ったが、結局前方スペースに来てしまった。前も後ろも隙間がない。これはきっと、とんでもなく盛り上がるだろうなぁ。

そして一曲目がまさかのイワンのばか。盛り上がるどころか大爆発したのであった。


イワンのばか

日本印度化計画
混ぜるな危険
孤島の鬼

恋の蜜蜂飛行
地獄のアロハ(筋少オンリーver)
踊るダメ人間

新人バンドのテーマ
冬の風鈴

北極星の二人~内田のラブソング~(うっちーボーカル)
おわかりいただけただろうか(ふーみんボーカル)
LIVE HOUSE(おいちゃんボーカル)

これでいいのだ
カーネーション・リインカーネーション
暴いておやりよドルバッキー
釈迦

~アンコール~
じーさんはいい塩梅
日本の米
サンフランシスコ


ぎゅうっぎゅうで疲れたし、視界は決して良くなかったが、非常に楽しかった。新譜ツアーではないだけに何の曲をやってくれるか予想できない部分が大きく、何が来るかわからない期待感に応えてもらえる喜び。全く予想していなかった「孤島の鬼」「冬の風鈴」、聴きたかった「カーネーション・リインカーネーション」「暴いておやりよドルバッキー」、とにかく大好きな「恋の蜜蜂飛行」! ご馳走の連続で満腹である。あぁ、嬉しい!

MCでは恒例橘高さんの福袋の話題に。橘高さんの福袋を引き当てた幸運なファンは、終演後橘高さんとドライブに行けるばかりでなく、途中で公園に寄って橘高さんとお散歩できるそうだ。すごい! 流石橘高さん!

しかしこのファンサービス。上記の書き方だとまるで擬似的な恋人体験が出来るようであるが、わりと狂った内容なのがまたすごい。だってこれ、橘高さんの愛犬「ココアちゃん」と同じように橘高さんとお散歩出来るよ! という趣旨なのである。まさに「子犬にしてあげる」。むしろ何故今日この曲をやらなかったと言いたいくらいである。

「子犬にしてあげる」はほのぼのした雰囲気に騙されそうになるが大分狂った曲である。「君が寂しいなら子犬にしてあげるよ~首輪もつけてあげるし骨のガムもあげるよ~」と言いながらきゃっきゃと戯れる異様さ爆発ソング。これじゃん。これに近いじゃん。しかも橘高さん、半分冗談だろうが、首輪とリードをつけてお散歩しようかと考えたそうである。もしくは逆に、橘高さんが首輪をつけて、ファンの子にリードを握ってもらう案も考えたそうである。オーケンは「五十歳で新たな性癖に目覚めたんですか」と若干引いているように見えた。

そして首輪とリードの話はまだ続く。ここにいるお客さんに首輪とリードをつけてメンバーが持つのはどうだろう? それかメンバーに首輪とリードをつけてお客さんに引いてもらうのはどうだろう? とよくわからないことをオーケンが提案する。どっちにしても大事故になりそうである。いろんな意味で。

この流れだと次は「踊る赤ちゃん人間」かな……と我ながら嫌な予想の立て方をしていたが、とても健全なカレーの曲に繋がったので少し驚いた。いや「踊る赤ちゃん人間」も不健全な曲ではないけどな!

「孤島の鬼」は久しぶりである。今日聴けると思わなかっただけに興奮した。「混ぜるな危険」まで跳ね回っていた観客も波に身をゆだねるようにゆったりと聴き入り、暗闇の中に浮かぶメンバーの姿と怪しい音色に恍惚とする。今回の「孤島の鬼」は四半世紀バージョンではなく、最後ドラムでバシッと締めて終わった。あぁ、格好良いけど、ちょっと物足りない! あの最後の畳み掛けが、畳み掛けが大好きだから!

「恋の蜜蜂飛行」は始まった途端に拳を振り上げた。正直、腕を上げるのもつらい姿勢だったのだが、この曲ばかりは腕を振らないわけにはいかない。だってすごく楽しいから!!

「新人バンドのテーマ」からはしっとりタイムに。「冬の風鈴」は「バンドでやるのは初めてかもしれない」という前置きから始まり、じいっと聴き入ってしまった。いつだっただろうか。この曲の歌詞をずっと噛み締めていたときがあった。「しかしその後幸せになったと聞く」の「しかし」を噛み締めていたのだ。歌詞で多くは語られていないが、きっといろいろなことがあったのだろう。それらが全てその三文字に詰まっていて、何があったのかなぁと思いを馳せてしまうのだ。そのうえで、「しかし」になって良かったな、と感じてしまうのだ。

しっとりと始まって穏やかに進められる中、間奏でステージが真っ白に染め上げられ、ドラムを筆頭に音がバーンと溢れ出し、暗く冷たい世界がひっくり返る。この曲が一層好きになった瞬間だった。

「冬の風鈴」の後、エディと長谷川さんを残してメンバーがいなくなる。そしてエディの指によって紡がれるジムノペティ。すると内田さんが上手の袖からやってきて、「セボーン」「メルシーボークー」と囁き出す。背後の長谷川さんがドラムに突っ伏さんばかりに大笑いしているのが見える。めっちゃ笑ってた。めっちゃ笑ってた。そこへ内田さん、いつもフランス語だけど、今日はドイツ語で……と言い、エディにドイツ語っぽい曲をリクエスト。するとピアノはいきなり重々しい曲調に早変わり。内田さんは次の曲名をiPhoneにドイツ語で言わせるべくスイスイとアプリを探すが……見つからない。

必死に探す内田さん。しかし見つからないアプリ。橘高さんとおいちゃんがやってきて内田さんの周りに集まるも見つからない。「楽屋ではあんなにうるさかったのに……」と言いつつ見守るおいちゃん。ピアノを弾き続けるエディ。まるでエディの演奏会の横でiPhoneをいじっている人のようになる内田さん。アプリを探しているのにYahoo!ニュースが表示されてしまったと困惑している。エディはずっと弾き続けている。

結局アプリは見つからず、ダウンロードから始めなければならなくなったため、アプリに頼らず普通に曲名が発表されることとなった。無論言わずもがな、始まったのは「北極星の二人」である。この曲が始まるといきなり歌謡ショーのようなムードになるから面白い。

内田さんが歌ったので俺も! ということで橘高さんとおいちゃんもボーカルをとる。橘高さんの「おわかりいただけただろうか」は毎度の如く流石の説得力である。思わず「わかりました!」と叫びそうになる。おいちゃんの「LIVE HOUSE」は下手側の歓声が楽しい。メロメロである。メロメロである。

休憩して戻ってきたオーケンはスーツに市松模様のネクタイで現れた。おーう格好良い! そういえばわりと前半のMCで、来年は若返りを目指すとオーケンが宣言していた。「老いたオーケンが好き!」って声も聞こえるけど、と言いつつそんなファンを老け専呼ばわりし、よくわからないコールアンドレスポンスを実施。

その流れで、今年はライザップで鍛えたけど筋トレが辛かった。次は男性用エステのダンディハウスに行こうかな、と話す。それとも高須クリニックに行こうかな、ある日突然オーケンの顔がウルトラマンみたいにツルツルになってるの、それでくるっと後ろを向くと特攻服の背中には高須クリニックってバーンと書いてあって、またくるっと正面に向き直ると胸に「YES! 高須クリニック!」って書いてあるの、とオーケンが冗談を飛ばす。そして「そういうバンドもありだよね~」と橘高さんに同意を求めていた。

「これでいいのだ」から「釈迦」までは怒涛の流れで、タオル回しに全力を出すのに必死だった。「カーネーション・リインカーネーション」でステージが真っ赤に染まるのはいつ見ても格好良い。内田さんの野太いコーラスがまたたまらなかった。「暴いておやりよドルバッキー」は今回も声の加工は無しだったようだ。

アンコールはほのぼのと「じーさんはいい塩梅」から始まり、次の曲が今年最後の曲と強調される。掛け合いの曲で、皆が歌ってくれないと成り立たない、さらに今回はメンバーも一緒に歌うと言われ、いったい何の曲だろうと首を傾げる。「ハッピーアイスクリーム」だろうか……? と思っていると、始まったのは意外な一曲、「日本の米」!

予想外である。あまりにも予想外である。好きだけど予想外である。ええー! これが今年ラスト!? でも筋少らしくて良いな! と思いつつ「米米米米!」と掛け合いに興ずる。めっちゃ楽しかった。めっちゃ楽しかったけどやっぱりこれが今年最後の曲というのは嘘だった。

本当のラストソングは「サンフランシスコ」。やったー! 「日本の米」も好きだけどやっぱり嬉しい! 最後の最後、全力でジャンプをし、内田さんのベースソロを堪能。ベースソロはいつもよりも尖った音色だったのが印象的だった。橘高さんとエディによるギターとピアノの鍔競り合いも美しい。たまらなかった。

終演後、クリスマスソングが流れる中でニコニコしながらステージに残ってくれるメンバー達。クリスマスらしい曲は何もなく、オーケンによって「クリスマスに他に行くところがない寂しい奴らめ!」といじられることもなかったが、やっぱりこれが己のクリスマスだなぁ、と息を吐きながらしみじみした。髪も服も汗でぐっちゃぐちゃ。咽喉はカラカラ。堪能した。全力で堪能した。

あぁ、最高に楽しかった!



未分類

■12月21日13時の方へ

メッセージありがとうございます。他の記事もいろいろ見ていただけたとのことで、とても嬉しいです。曲についての詳しい情報もありがとうございます。ゲームのテーマ曲を勝手に作るとは、こりゃまたフリーダムですね! 全く関係ないですが、みうらじゅんと安齋肇によるユニット「勝手に観光協会」を連想しました。ご当地ソングを勝手に作って歌うというこれまたフリーダムなユニットです。全然関係ないですねすみません。転載発生については「あちゃー」と思いつつも特別怒っているわけでもないので、どうかどうか。お心遣い痛み入ります。

■12月21日16時の方へ

あろまさんぽ弐の感想文を覚えていてくださりありがとうございます。あの本を初めて読んだときに感じた、ページ全体に漂う何とも言えない「違和感」はとても面白く興味深いものでした。今はだいぶ違和感も薄れましたが、今も枕元に置いて、寝しなにパラパラめくったりしています。ライブもとても楽しかったです。また次回開催の際には行ってみようと思います。

■12月22日16時の方へ

初めまして、ようこそお越しくださいました。感想を読んでいただけただけでも嬉しいのに、幸せな気持ちになったと言っていただけるとは何て光栄なことでしょう。自分はゲーム実況というものにあまり食指が動かず、ゆえにM.S.S Projectが気になりつつも気になったままで日々が過ぎ、それでライブの開催を知ってよっしゃ! となった口なのですが、気が向いたら観るかもしれません。

あと、皆様たくさんの拍手をありがとうございました。嬉しいです。