日記録2杯, 日常

2013年8月2日(金) 緑茶カウント:2杯

そういえば買おう買おうと思いつつ今年の手帳をまだ買っていない。あった方が絶対に便利なのだが、無くても死なないので買っていないのである。別に生きるか死ぬかで購入を決める必要など全く無く、無くても全く命に支障は来たさないリアルなセミの形をした指輪は先ほどわざわざローマ字で住所を打って海外サイトで購入したくせにどこでも買える手帳は未だ買っていない。

セミのやつはいつ発送されるだろうか。届いたら皆に見せびらかしてやろう。きっとうち半分は呆れるに違いない。ははは。



日記録2杯, 日常

2013年8月1日(木) 緑茶カウント:2杯

何年か前に買ったものの、買ったことに満足してろくにプレイしていないパソコンゲームがあり、先日、ふとその存在を思い出して遊んでみようとして衝撃を受けた。せいぜい四年程度しか経っていないと思っていたそのゲームは十年前の2003年に発売されたものだったのである。

思わず指で数えてしまった。つまり自分はこれを高校の頃に買っていたのか? だが、そのゲームはそもそも復刻版で、販売していた会社が無くなり版権もあちらこちらに分散してしまったがために新作はおろか再販も難しいと言われていたもの。この復刻版はその会社が無くなってから数年後に発売されたもので、当時まさか今になって手に入るとは思わなかったため、非常に喜んだ記憶があるが、よく考えたらその会社が無くなったのは自分が小学生から中学生のときだった。

今所有しているパソコンにディスクを突っ込んだら見事に起動しない。十年も経っているなら納得だが、久しぶりに時間の経過の早さをしみじみと実感した。このディスクが読み込めないということは、過去に買ったあのゲームもこのゲームもこのパソコンでは遊べないのだろう。今になってそれらを積極的に遊び返そうという気は無いのに寂しい気分だ。

まぁ、復刻版の方は古いパソコンで試してみよう。あちらはあちらできちんと動くか微妙なところであるのだが。



日記録2杯, 日常

楽しかったなぁ。

友人の結婚式に行ってきた。二時間かけて電車移動し、結婚式に出席し、三時間かけて帰宅した。帰りの方が時間がかかったのは時間の関係で乗り継ぎが必要となったからである。結婚式はしっかりと形式に則ったものだったがくだけた雰囲気もあり、新郎新婦が選んだと思われる音楽が凝っていて面白く、堅苦しくなく過ごすことが出来た。

それにしてもこのところ隔週で群馬に帰っているせいで移動の感覚がおかしくなりそうだ。二時間の電車移動くらい余裕、と思いつつある。ただ体力的にはいけるものの金銭的にはきついのだが。

何はともあれおめでとう。幸せになれ!

日記録2杯, 日常

君は頭上でサンドイッチをずるずる喰われたことがあるか?

脳天に落ちるパンくず。マヨネーズにまみれたレタスとハムをすする音。それなりに混んだ電車。座席に腰掛けて何をするともなくぼーっとしていたら乗り込んできたサラリーマン。己の眼前に立つと右手に下げた小さなコンビニ袋から何かを取り出すのが見えた。サンドイッチ。コンビニの。おいおい喰うのかよここで、と思ったら、ソースをこぼさないよう気を使っているのか前屈みの姿勢で喰らいつく。サンドイッチの下には頭。

あむっ……ずっずるるっ…むしゃ……もっしゃもっしゃもっしゃもっしゃサクサクサクサク……がぶっ…ずるずるっ…もっしゃもっしゃもっしゃもっしゃもっしゃ………。

己の目に映るのはサラリーマンの腹の上で揺れるネクタイだけ。食事シーンは視界に入らなかったが、サンドイッチに齧り付く様がまざまざと想像される咀嚼音。ただ頭の上で飯を喰われただけであるが、何で自分がこんな目に、と思わないではいられなく、嫌な思いをしながらただただじっとしていた。

そして己が席を立つとサラリーマンはサンドイッチに齧り付いたまま体を反転させて空いた席に座り、思う存分、といった様子でガツガツ貪り食っていて、下車しながらその姿を横目に眺めつつ、一応遠慮してたんだな、と思ったが、遠慮する心があるなら最初っからその食欲を我慢しろよと言いたかったが黙って降りた。些細なことだが衝撃的な体験だった。我慢しろ!

日記録2杯, 旅行, 非日常


赤城

土曜日に友人と赤城山にドライブに出かけ、沼に向かってひたすら勢いよく石を投げまくったら翌日右肩が筋肉痛に苛まれ、そういえば投げるなんて動作は日常生活じゃ全くやらないものなぁと気付かされた。

ちなみに何故石を投げまくったかと言うと、実は本来は石を投げたかったのでは無く、水切りをしたかったはずなのだが、全くうまくいかないためいつの間にかただただ沼に石を投げては飛沫を散らすという遊びに変更され、それを存分に楽しんだのである。友人は水切りをしていたが。

さて赤城山。とりあえず赤城山に行って、あとは着いたら考えよう、ということで赤城神社に行き、近くの食堂兼土産物屋で腹ごしらえをし、大沼と小沼を見て、八十以上のカーブを曲がりながら山を下りて、じゃあ次はどこ行くかってんで分福茶釜で有名な「茂林寺」を見学し、夕飯を食べて帰った。


赤城
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湛えられた水を見るとテンションが上がる。赤い欄干と青い水面の組み合わせが美しい。

お参りを済ませるとすぐ近くにおみくじの箱が。そういえば今年に入ってからおみくじを引いていなかった。せっかくなので、と引いてみたところ中吉。まぁまぁの内容だが、失せ物については諦めろと書かれていたのが悲しい。友人は「何で俺はいつもお産の項目の内容がすごく良いんだろう…」とおみくじを見ながらいぶかしんでいた。もしかしたら何かを産むのかもしれない。

ところで友人は通常のおみくじの他に恋愛に特化したおみくじも引いていたのだが、人がいるところで引くのは恥ずかしいと言って、周囲には知人など誰もいないにも関わらず、人気の無いところを見計らってくじを引いていたのが何だか微笑ましかった。

おみくじを括りつけてから売店へ。自分は厄について無頓着で、今まで一度も気にしたことが無かったが、友人に勧められ「八方厄除」のお守りを購入した。知らなかったが、今年は八方塞の年であるらしい。九年に一度こんな年を迎えるなんて嫌だなぁ。お守りに守ってもらおう。

神社を出た頃には良い時間。では、ちょっと腹ごしらえでも済まそうか、と食堂の並ぶ通りを歩き、まぁどこも似たようなものなので、適当に空いているところに入ろうとしたら売店のおばちゃんに呼び止められる。そしてあれよあれよと言う間に饅頭としいたけ茶を試食でいただき、さらにしいたけ茶に乾物まで入れられてしまい、うっかり満ちてしまう腹。「昼食はこれで良しとしよう」と意見が一致して車に戻り、大沼の外周を回ることにした。

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「沼」と言う名前から想像する、ぬかるんだ地面、濁った水、じめっとした空気はどこにも無い。どちらかと言うと「湖」という言葉のイメージに近い。沼なのにこんなに綺麗なんだなぁ、と思いつつ眺めていると友人が石を物色している。そしてヒュッと投げると水面を跳ねる石。水切りだ。よし、自分もやってみるか、と手頃な石を見つけ放ると飛び散る飛沫に沈む石。何度か試したが全くうまくいかないのでただただ沼に石を放り込んで楽しんだ。おかしいな、子供の頃は出来たはずなんだが。

大沼から移動して小沼へ。

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波が行き来していて海のようだ。タオルを持っていたら足の一つも突っ込んだのだが、持参していないので自重した。


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蛙の卵があった。これはまだ深いところにあったが、今にも打ち上げられそうな卵もたくさん見受けられ、他人事ながら心配になった。あいつらは無事に孵化することが出来るのだろうか。無理かなぁ。

小沼でも石投げ遊びを楽しみ、八十以上のカーブを曲がって山を下りる。自分はかなり酔いやすい体質であるため少々身構えていたが、一度も気持ち悪くなること無く山を下りることが出来た。友人に感謝である。

その後の予定は何も決まってなかったが、群馬県民なら誰でも知っている「分福茶釜の茂林寺」に行くことになった。向かう途中、面白い看板を見つけ、それを再度見るためにわざわざ迂回して道を戻るなどして、そういったことの一つ一つがやけに楽しく面白い。実に愉快だ。

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茂林寺に着いたのは何時頃だっただろうか。拝観時間をとっくに過ぎていたことは確かだが、来たときはまだ明るかった。写真は茂林寺の駐車場にいた狸。こちらはキュートである。

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しかしあなたは怖い。

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参道に並ぶカラフルな狸達。色合いのせいかどこか漫画チックでチャーミング………だが顔が怖い。目玉の大きさと口元の形がやけに魚っぽいのである。

話は戻るが、何故群馬県民なら誰でも「分福茶釜の茂林寺」を知っているかと言うと、それは群馬県の名産から歴史上の人物までを高密度で詰め込んだカルタ「上毛かるた」に「分福茶釜の茂林寺」が載っているからである。このカルタを群馬県民はかなり本気でやる。学校の授業でもやる。町内会の大会まである。さらに県大会まである。しかし全国大会は無い。だが、英語版のカルタはある。妙なところでグローバルだ。

そして車に戻り、会話の流れで上毛かるたの内容をだいぶ忘れていたことに気付いた我々は、友人のスマートフォンを活用して上毛かるたのおさらいをした。半分以上忘れていてちょっと悔しかった。

夕飯は友人行き着けの居酒屋へ。量が多いから気をつけろという助言を受け、じゃあ最初はこれとこれとこれとこれだけにして、後で追加を注文しよう、と言ったら追加注文どころか枝豆の始末に困るくらい量が多く、握りこぶしのようなサイズの唐揚げに舌を巻いた。

その日は電車で下宿先に戻る予定だったが、急遽実家に泊まることに予定を変更。家でまた呑み直し、ゆっくり眠って今日下宿先に戻った。幼少より群馬で過ごしたが、まだまだ行っていないところがたくさんあるのだなぁ。生きている間に上毛かるたに載っている箇所くらいは制覇してみたいものである。なんてことを思ったりした。