日記録3杯, 日常

2014年9月17日(水) 緑茶カウント:3杯

引越しの予定は無いのに賃貸を検索しては、へー、ほー、と脳内で感想を漏らしつつウィンドウを閉じる。今の部屋は狭い。狭いが家賃のわりには広い。広いが狭いし物が多い。そもそも六畳間に本棚二つ、ブラウン管のテレビ、こたつ、机、椅子、ベッドを置くのが間違いだ。そのうえ床には本棚から溢れた本が積み重なって塔を作っている。間違いの積み重ねである。

いつか壁一面が本棚の部屋を持ちたいと思いつつ。取り急ぎ己は部屋よりも、このブラウン管のテレビをどうにかしなければならないはずで、来年デジアナ変換のサービスが終了し本格的にただのDVD再生機と成り果てるが、いっそこの空間を空けてしまうのも良いかもしれないと思い始めている。



日記録1杯, 日常

2014年9月16日(火) 緑茶カウント:1杯

昔々のお話です。あるとき筋肉少女帯のライブがございまして、その日もそれは素晴らしいライブでございました。Tシャツはべったりと体に貼りつき、髪はぐしゃぐしゃで咽喉はカラカラ。己は一人、興奮と余韻を噛み締めながらドリンクカウンターでハイネケンを渡してもらい、一口目を思い切り良く咽喉に流して一息ついたのでございます。

周囲も同じように余韻を味わっているようで、一人で携帯電話をいじっている人もいれば、集団で感想を語らいあっている方々もいらっしゃいます。自分は連れがおりませんので、ビールをちびちび呑みながら隅の方に突っ立っておりました。もう少しライブの余韻をこの場で味わっていたかったのでございます。

近くにはオフ会関連で知り合ったと思しき集団がございました。ハンドルネームらしきものを名乗りあって紹介し合っている様子です。見慣れた光景ですので何も思わず自分はただぼーっとしておりました。しかしどうしたことでしょう。そこに別の集団がやってきて、集団と集団が挨拶を始めたのです。両者ともネット上で懇意にしている間柄で、ハンドルネームは知っているものの実際に会うのは今日が初めて、という人々が多いようでございました。そして自分が、ただそこに突っ立っていただけの自分が巻き込まれたのでございます。

「この人が○○さんだよ」「初めまして、××です」というやりとりをする人々の近くに自分がいたものですから、仲間と思われたのでしょう。流れ作業のように「この人が○○さんだよ」と自分にも紹介されたのでございます。無論紹介した人と自分は顔見知りでも何でもなく、今が初対面でございます。当然○○さんのことも存じ上げず、○○さんも自分のことなど全く知らないのでございます。

しかし自分は驚きつつも、うっかり「は、初めましてどうも…」と挨拶してしまい、その後は続かなかったのですが、全然知らない人に全然知らない人を紹介され全然知らない自分が挨拶する、というよくわからない構図が出来上がったことが妙に面白く、その○○さん達の名前は既に忘却の彼方で欠片も覚えてございませんが、もしかしたら今、あのとき挨拶した全然知らない誰かとやりとりをしていることがあるのかもしれないと思うと、くすりと笑えるのでございます。



日記録0杯, 日常

2014年9月15日(月) 緑茶カウント:0杯

秋はダニが死ぬ季節であり、自分はダニアレルギー持ちでもある。それゆえか九月に入ってから咳が復活し、常用している薬も強めのものに変ええてもらって対処の最中、美容院で美容師に、また咳が増えてきたんですよ去年もこの季節から咳が出始めて参ってまして、と話をしたら頭皮ケアをすすめられた。

え、何で頭皮…? 咳と何の関係が…? と思いつつ美容師の話を聞く。この季節は抜け毛が増えやすく、また乾燥により頭皮も弱りやすい。女性も洗顔後は化粧水をつけても頭皮には何も塗らないが、それがそもそも間違いであり、頭皮用の化粧水やオイルでしっかり保湿することが必要である、と言う。なるほど。頭皮は大事なものなのだな。よくわかったが繋がらない。全くもって繋がらない。

数分間、己は美容師の話を聞きつつ、頭皮がいかに咳と繋がるか待っていたのだが、結論から言えば「咳」と「フケ」を聞き間違えたとのことで、美容師は己に効果的なフケ予防法を教えてくれていたのだった。そして自分は、聞き間違えも何も文字数しか合ってねえじゃねーかと心の中で突っ込みつつ、まさか心配されるほど自分の気付かぬうちにフケが落ちていたのか、と一人でハラハラ。いや、濃い色の服を好んで着るゆえフケが落ちれば誰よりも先にまず自分で気付くはず、その心配は無いはず、と思いつつ、しばらくドキドキしたのであった。



日記録0杯, 日常

2014年9月14日(日) 緑茶カウント:0杯

携帯電話を持ち始めてそろそろ十年ほどになる。しかしその間、待ち受け画面の画像は適当で、ほとんどは初期状態のデフォルト設定のまま、もしくは警告マークに「所有者以外が開きました。指紋を記録します」と書かれた自作のネタ画像、そして普段絵を描かない友人が描いた、本人は「虎」と主張する三本足の猫。せいぜいたったのこの三種類。これがずっと待ち受け画面だったのである。

それを最近、ふと思いついて飼い猫の写真に変えた。飼い猫と雖も彼女は実家暮らしで、自分は下宿先での一人暮らしゆえ、会えるのは年に数回だけ。そのうえ数年前に猫アレルギーを発症したという有様で、大好きな飼い猫に会うのもなかなか苦労がある。その彼女のとびっきりのラブリープリティー写真を待ち受け画面に設定した。特に意味は無い。三本足の虎の画像に飽きただけである。その虎は三年ほど待ち受け画面に設定されていた。小さな画像ゆえ画面の中央にちまっと表示され、四隅は黒で塗りつぶされた見た目である。何度か描いた本人に「何でそれを待ちうけにする」と突っ込まれたものだ。

そして自分は待ち受け画面の威力を思い知ったのであった。

メール画面を開く。メールを確認する。メール画面を閉じる。パッと表れる愛しの飼い猫の写真。あまりの可愛さに息を飲みつつ、ウェブページを開き、閉じる。するとまた表示されるスイートハニーの画像。あまりの可愛さに衝撃を受ける。

そんなことを一ヶ月ほど続けている。待ち受け画面一つでこんなにも心を揺さぶられるとは思わなかった。携帯電話を開くたびに自分は飼い猫のやわらかな毛並みに溜息を落とし、アンニュイな瞳に惚れ直す。いっそ三本足の虎のままにしておいた方が良かったかもしれない。



日記録5杯, 日常, 筋肉少女帯

2014年9月13日(土) 緑茶カウント:5杯

今日一日でどれだけ筋少のMV「ゾロ目」を観たかわからない。もうやめよう、もったいないからもう再生は良そう、と思いつつ再生ボタンを押してしまい、冷めやらぬ興奮を糧として、MVを一時停止して凝視しながらゾロ目イメージのサイコロを描いた。

ダイス_オーケン

これである。実際に印刷していないのでわからないが、恐らくサイコロとして組み立てられるはずだ。

ちなみに縮小前のゾロ目オーケンはこちらである。サイコロの中に収めるため、二頭身で描くことを心がけたが、どうしても背が伸びてしまうことが多々あった。どれもMVのポーズを参考にしているので良かったら比べてみてほしい。

ゾロ目オーケン達サイズ調整

そしてここまでやってようやく興奮を消化して落ち着くことが出来たのだった。待ちわびた挙句の水はどうやら毒と化したらしい。あぁ、アルバムが待ち遠しい。