埃は白いと思っていた

2020年1月5日(日) 緑茶カウント:0杯

白いものだと思っていたものが我が家では白くなかった。いや、徐々に白くなくなっていったと言うのが正解か。

埃。部屋の隅にたまる埃。あれはずっと薄汚れた白色で、髪の毛やゴミがひっからまっているイメージで、かつてはイメージ通りの色をしていた記憶があるのだが、気付いたら白くなくなっていた。

紺。完全な紺。紺である。

好きな色が紺なので、ベッドカバーと枕は紺色だった。さらにこたつ布団を新調し、こちらも紺色にした。一年前に購入したソファカバーも紺色だ。そして年末、家中のタオルがガビガビのガサガサになったので、ジョジョ四部で仗助が正月に下着を新しくすると語っていたことを思い出し、一気に全部新調した。色は全て紺。これまでは白やボーダーやブラウンのタオルも使っていたが、洗顔時に鼻血を出すことがちょくちょくあり血で汚してしまうことがあるので、いっそ汚れが目立たない濃い色が良かろうと判断し、全て紺で揃えたのだ。

そしたらね。家中の大部分の布が紺色になったらね、部屋から出てくる埃もみーんな紺色になったのさ。

ついでに言えば冬場に羽織る半纏も紺色だ。紺紺紺。紺だらけ。そうか、埃は布から出る繊維で構成されているのだなぁと改めて実感しつつ、掃除を終えた後のクイックルワイパーの裏面の濃さに驚く日々である。すげー紺。全面的に紺。前はもっと白かったのに。いや何色でも良いんだけどさ。紺。紺。



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