食べたくないけど料理はしたい
2018年10月23日(火) 緑茶カウント:0杯
作りたいものと食べたいものが一致しないとき、人はどうするべきだろう。
少しの間料理から遠ざかっていて、久しぶりに包丁を握ったとき。トントンとまな板を叩く金属の音を聞き、自らの右手が鳴らすリズミカルな感触を得て、あぁ、料理は楽しいなと思った。好きなんだ、何だかんだ言って。面倒臭くても好きなのだ。
そのうえで思った。作ってみたことのない料理にチャレンジしてみたいと。
具体的には、刺身をさばき、海老をボイルし、貝を抉り取りたいと。
どれもやったことがない。何故なら己は水棲生物が基本的に苦手だからだ。
魚であれば火が通れば食べられる。ただしその他は基本的においしく感じない。生き物としては可愛いと思う。ただし口に入れても嬉しくない。
故に、イカをさばいたことも無ければ生のタコをまな板に乗せたこともなく、貝はもちろん、パックの刺身を買ったこともない。
しかしやってみたい。でも食べたくない。
この欲求をどのように処理すべきか。わからない。故に悩んでいる。
あぁ、触ってみたいなぁ。