三百冊、収納完了!

2017年8月26日(土) 緑茶カウント:0杯

今は達成感に酔いしれている。四時間かけて、部屋中に堆積していた本の山を新しく購入した収納ケースに詰め込んだ。数はおよそ三百冊。十一個ほどの本のタワーが部屋中に堆く乱立し、動くたびにあちこちで雪崩が起き、足の踏み場もなかった部屋。目当ての本を探そうにもどこに眠っているかわからず途方に暮れた部屋。この部屋がついに片付いて、床が見え、「おや六畳間って意外と広いんだな」と思えるまでになったのだ!

あれこれと出しやすさや分類を考えながら収納ケースに本を詰め込み、ベッドの下を綺麗に掃除し、パンパンの収納ケースを並べ、今まで隠れていた床を掃除する。ゴミを袋に詰め、水拭きの後乾拭きをし、コロコロローラーで埃をとる。ついでに勢いに乗って照明の掃除もした。徹底的に埃をとった。

綺麗になったのが嬉しくて、意味もなく部屋を出ては入り口から室内を覗き込み、スッキリ片付いた様子を眺めてはにやにやしている。前が異常に物だらけでやっと人並みになっただけなのに、「まるでホテルの部屋みたい……!」と大げさに感動して喜んでいる。実際、他人の部屋のように見えるのだ。

今ならきちんと整頓された収納ケースの本を眺め、視覚情報を肴に酒が呑めそうである。それくらい嬉しい。

他にも今日はずっと気になっていたいくつかを解決できたし、洗濯機の櫓洗浄もしたし、カタログギフトで注文した品も届いた。良いことばかりの素晴らしい日である。

せっかくなので寝るまでの数時間、もう少しだけ酔いしれよう。そうしてこの快適さを忘れぬようにし、維持することに努めよう。あまりに物が多く住みづらいゆえ引っ越しを検討していたがその必要も消え失せた。この変化を大事にしよう。

と言いつつ今日買ったばかりの本を読む。大丈夫さ、まだ空きスペースがあるからね。



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