九万の喜び
2016年8月28日(日) 緑茶カウント:2杯
サイトの片隅にひっそり置いているカウンターが九万をカウントしていて嬉しい。と言うと、中には「カウンターとは何ぞや」と思う人もいるかもしれない。カウンターとはそのサイトに訪れた人の数をカウントする代物である。と、わざわざ説明すると、「何を言っているのだこいつは」と思う人もいるかもしれない。
いつだったか友人との会話の中で、カウンター、キリ番、掲示板、足跡帳、お絵かき掲示板などが過去の遺物になりかけているらしいという話をした。聞くに、今インターネットを利用している若い人はこれらの存在を知らないこともあるそうで、なるほどなぁ、確かに今はわざわざ個人サイトを作らなくても、SNSで交流や作品の発表が出来ると考えればさもありなんだ。
統計をとったことがなく、調べたこともないのであくまで体感としてであるが、十年前に比べ明らかに個人サイトは減ってきているように思う。で、あれば同時に個人サイトに付随する文化もだんだんと失われるのは必然だ。寂しいか否かと問えば若干寂しいが、それは止められるものでもなく、復興の努力をしようとも思わないが、ただ「なるほどなぁ」と思うのだ。
はるか昔に設置した、このサイトの片隅に置いているカウンターもいつか動かなくなる日が来るかもしれない。それまではひっそりと置いておこう。ひっそりと。