麻薬のようなチョコレート
2015年6月28日(日) 緑茶カウント:6杯
一ヶ月ほど前から、ダイエットのために砂糖の入った菓子を食べないという自分ルールを守った生活をしている。同時に運動も継続。おかげで順調に体重と体脂肪率は下がっており、あと一ヶ月、この体重と体脂肪率の数値が安定すればひとまず目標は達成、といった塩梅である。欲を言えばあと三キロ減らしたいところなので、もう少し頑張ってみようと思うのだが。
砂糖の入った菓子は避けるが、甘味全てがダメ、というわけではないので苦しさはさほどでも無い。毎日果物を食べ、ヨーグルトには蜂蜜をかけ、ドライフルーツも食べている。すると甘味への欲求はそれなりに満たされるので、キャンディやビスケットが食べられなくても我慢出来るのだ。心に余裕が生ずるのである。また、砂糖はNGというルールを作ると自然と間食が減るのも味噌だ。家でならともかく、外出先で砂糖の入っていない甘味を探すのは面倒くさいので自然足が遠のくのである。
そんな生活をしている最中、事情を知らない人からチョコレートをもらう機会があったのだが、これが実に面白かった。チョコレートを目にした瞬間、目が離せなくなったのだ。抗いがたいほどの魅力をその物体一つに感じたのである。まるで麻薬か、と思うほど。麻薬をやったことなどないくせに。
かつてこれほどまえにチョコレートに惹きつけられたことがなかっただけに、自分自身に驚いた。毎日甘い果物や蜂蜜を食べていても、チョコレートの甘さは別格ということか。結局そのチョコレートは別の人の手に渡った。視界からチョコレートが無くなったときのほっとした感じは今も覚えている。あれが視界にある限り、あれから目が離せなくなるのだ。
目標達成後、禁を解いてチョコレートを口に運んだときはどんな味がするだろう。今からその瞬間が楽しみである。脳が痺れるかもしれない。