印象に残るも記憶に残らない名前
2014年8月5日(火) 緑茶カウント:0杯
頻繁に通うお店の人や、年上の知人から、彼ら彼女らのお子さんの名前を聞くことが最近たびたびあった。だが、ふとしたときに、例えば誰々に子供が生まれたそうだよ、と人に話す流れでその名前を口に出そうとするも、なかなか名前が出て来ない。そんなことが数度あった。
思い出せない名前に共通することは、変わった名前ということだった。変わった名前。ユニークな名前。ゆえに自分でも不思議に思った。変わった名前なのに覚えられない。名前を聞いたときには確かに衝撃を受けた。その衝撃はしっかり記憶している。だが、肝腎の名前が記憶から抜け落ちているのだ。
自分は長らく、変わった名前は覚えやすい、そんなイメージを持っていたが、名前らしくないせいで脳が名前として認識出来ないパターンもあるようだ。そのうえ、漢字と音が繋がらないため、字をきっかけに連想することも出来ない。覚えているのは「何か、聞き覚えの無い、変わった音のような…」というぼんやりした印象だけなのだ。
単に名前を覚えるのが苦手なだけかとも思ったが、これは例だが、「けんたくん」「なつこちゃん」といったいかにも名前らしい名前は一発で覚えられたので、やはり「名前らしさ」が鍵では無いかと思う。とすると、せっかく個性的な名前なのに、「何か変わった名前の人」と十把一絡げにされることもあるだろうということで、皮肉なものだなぁと思わざるを得ない。
あの人の子の名前は何と言うのだろうなぁ。