良かれと思って冷める皿

2014年7月4日(金) 緑茶カウント:0杯

呑み会があった。そこで誰かが「アボカドとエビのサラダを注文するが、良いか?」と打診をした。全員が頷いた。己も頷いた。アボカドは特に好きでは無く、自ら食べることなど無いし、エビに至っては大嫌いだが、アボカドとエビ。この組み合わせは人気である。自分は食べないが誰かが食べれば良いじゃないか、と思って頷いた。

そして運ばれてくる皿。誰も箸を伸ばさない。

「実はエビが苦手で、皆食べて良いよ」「あ、俺もアボカドあんまり好きじゃなくて」「俺も」「私も」と口々に。唖然とする全員。注文した人も驚いている。「絶対誰かが好きだと思ったのに…」おい、あなたも嫌いだったのか。

さらに驚くべきことは、同じ現象がモツ煮込みで起こったのである。中心に据えられるモツ煮込みに誰も手を伸ばさない。「モツってだめで」「臭いが苦手」「でも皆好きだよね」「うんだいたい呑み会で注文するよね」「絶対好きな人がいると思ったのに」

良かれと思ってしたことが見事なまでに大失敗。二皿の不発弾を眺めつつ、こんなことがあるのだなぁ、と思った。



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