豆乳記念日

2014年1月27日(月) 緑茶カウント:2杯

二十七年生きてきて、生まれて初めて豆乳と言う飲み物を摂取したので、今日は豆乳記念日に制定する。ちなみにどうして豆乳を飲んだのかと言えば、いつも行くスーパーで牛乳が売り切れており、反面豆乳は山のように様々な種類が陳列されていたからだ。己は成分無調整豆乳なるものを買い、ストローを刺してそれを飲んだ。豆の味がして、癖はあるものの苦手とまではいかない、という感想を持ったが、心の底から美味しいとは思わなかった。

あぁしくじった。己はしくじったのだ。

豆乳とは何の関係も無い。結婚式に関する素直な感想を、己は他人に喋ってしまった。こればっかりはよっぽど人を選ばないと口にしてはならないと言うのに。敵を作ることは目に見えているのに、己は喋ってしまったのだ。祝福する気持ちを持ちつつも、結婚式と言う催しに対しては冷めた目を持ちつつ、絶対に自分はこれをやりたくはないと、参列するたびに思わされ、しらけた気分でいることを。ドラマ仕立てのムービー、シネマのようなスライド、感動を呼ぶ演説。どれもこれもが苦手で、新郎新婦の世界に入り込めないこと。一斉にシャッターを切る人々を見て、よその嫁さんや旦那さんの写真をそんなに撮って何になるのだ、と思いつつ座っていること。あぁ、わかった、ここで写真を撮っておけば、自分が結婚したときに、代わりに結婚式の写真を撮ってもらえるからか、という発想に至ること。そしてそれを自覚するたびに、自分は大層な人でなしだなと思うこと。

おめでたいと思い、心から喜ばしいと思い、幸福を願い、招待されることを光栄に思うが、結婚式と言う催しばかりはいつまでも苦手で、やりきれない思いを抱きつつ、抱きつつもこんなこと、決して口外するもんじゃないと思っていたのだが。しくじった。しくじったのだ。

やっちまったなぁ、と思った夜だ。



日記録2杯, 日常