日記録2杯, 平沢進, 日常

2018年9月7日(金) 緑茶カウント:2杯

今日は時間があったのでたらたらと家具屋を回り、己が欲しい家具はどれなのだろうなぁと思案しつつ歩いて好きな服屋に寄り、新作の発売日を教えてもらって帰った。

手にはビールが三本とカマンベールチーズ。ちょいと晩酌でも楽しもうと思って。

冷凍庫からこの間作ったラタトゥユを出し、解凍して器に盛る。チーズと共に最寄のパン屋で買ってきたガーリックトーストも並べ、頭から湯気を立てながらどかりと座る。風呂上りの一杯に美味しい肴。そして最高のつまみは平沢進の新譜。

パカリと蓋を開け、CDをセットする。
穏やかでゆったりとした音楽が部屋に流れた。

今回は核P-MODEL名義だった故激しい曲を期待していただけに一瞬拍子抜けしたが、一切の激しさがない平穏は耳に心地良く、空間を気持ち良く揺らした。若干、物足りないとも思ったが。
しかしきっと回数を重ねるうちに見えるものがあるのだろう。今までの他の楽曲と同じように。

核P-MODELでこれを作ろうと思ったヒラサワの心境とはどんなものだったのだろう、と考えながらビールを傾ける。美味しい。壁を揺らす音を楽しみながらまったりと過ごす夜は至福であった。

あぁ、楽し。



日記録2杯, 日常

2018年7月2日(月) 緑茶カウント:2杯

あっれー、どうしたことだろう。この間眼鏡を新しくしたばかりだと言うのにもうピントが合わない。あ、なるほど、レンズが汚れているのだな。こりゃあしまった。ちゃんと綺麗にせねばなるまいな。

と、眼鏡拭きを手にとって眼鏡を外しレンズを確認すると小さな汚れ。よしよし、こいつを拭けば解決だ、と意気揚々とかけ直し、再度パソコンの画面を見れば。

ピントが合わない。
全然ピントが合わない。

マジかよ。この間変えたばっかりだってのにもう視力が下がったのかよ。むしろ目の病気を疑うよ、って若干恐怖を感じた一週間。そして昨日、早いうちから昏々と眠り、すっきりと目覚め、改めてパソコン画面を見てみれば。

そういうことだった。視力が低下したわけではなかった。体力が著しく低下していただけだった。

なるほど。疲れていたものなぁ。つまりこれは疲れ目か。ピントが合わなくなるほど疲れていたのか。思えばここ最近、疲労と睡眠不足で体力が低下していて、やたらと栄養ドリンクの世話になっていた。なるほどなぁ。

納得しつつ思い知る。これは一つのバロメーターだなと。見えにくくなったら気をつけよう。



日記録2杯, 日常, 筋肉少女帯

2018年6月20日(水) 緑茶カウント:2杯


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疲れたんだ。とても疲れていたんだ。でもその中で無理をしてタワレコに行って良かったと思えたんだ。

筋肉少女帯デビュー三十周年ライブの前日である今日、リマスタリングされた四枚のアルバムに、凍結直前のライブDVDに近年のライブ映像を収めたブルーレイ、そして最新作を含む四枚のアルバムジャケットが美しい存在感を放つアナログレコード四枚。これらが一気に発売され、それを買うために己はタワレコへと走った。レコードだけは予算の関係で来月に回したが。

疲れたんだ。とても疲れていたんだ。でもその中で無理をしてタワレコに行って良かったと思えたんだ。

初めて聴いた「蜘蛛の糸」。初めて手に取った筋少のアルバム「レティクル座妄想」。もう十五年も前にレンタルCDショップで借りてきて、土曜日の昼下がり、母の作った昼食を食べながら皆で一緒に聴こうと家族を誘い、CDプレーヤーにかけたら放たれたるは少女の嘲笑。呆然とし、どうしようと思ったあの日から己は筋少にはまったのだ。

あの十五年前に手に取った、古ぼけたアルバムの新品を今こうして手に取れるなんて誰が想像できるだろう。まるであの日の衝撃を追体験するかのような鮮烈さに心臓を震わせつつ、改めて思ったのは初めて聴いたのがレティクル座妄想で良かったな、ということ。恐らく、他のアルバムが最初であっても己は筋少にはまっていたに違いないが、最初の出会いがレティクルであったことはきっと幸福に他ならない。

そして明日はデビュー三十周年記念ライブだ。筋少がデビューしたときにはまだまだこの世に生を受けたばかりだった自分がこうして、リアルタイムで祝えることのありがたさ。喜び。至福。それらを噛み締めながらリマスタリングされた楽曲に、ボーナストラックのデモ音源を楽しめる幸福。

あぁ、何て最高の前夜祭か。
アルコールを傾けつつ、アルコール以上の酩酊を味わう夜である。楽しい。



日記録2杯, 日常

2018年6月15日(金) 緑茶カウント:2杯

twitterのタイムラインを眺めているとたまに回ってくる、ストレッチやマッサージ、肩こり腰痛の解消方法を描いたイラスト。何千何万の人がリツイートしていて、へー、と思いながら眺めるのだが、ふとしたときに思うこと。

あれ、怖くないのだろうか。

お医者さんから聞いたよ、整体師さんから聞いたよとコメントされているものの、よくよく考えてみればツイートしている人の多くは素人で、専門知識があるわけではない。当然のことながら何かちょっとしたポイントを間違っていた場合も責任をとってくれる保障などない。

無論それは親切心によるツイートに違いないのだが、そう思うとなかなか恐ろしく、リツイートされる桁数を見るたびに「怖くないのだろうか」と不思議に思う。発信する側も見る側も。怖くないのだろうか。

自分はあれが、なかなか怖い。



日記録2杯, 日常

2018年6月8日(金) 緑茶カウント:2杯

話に聞いたことこそあったものの、実感は持てないでいた。その実感をたまたま今日持つことができて、喜ぶべきか否か。なかなか迷うところであるが面白い体験であることは確かだった。

最初は歯茎の中で歯が折れているのかなぁ、と思った。起きてからずっと歯の根元が痛み、ズキズキと苛まれ、しんどい思いをした。これは何か、根元に何かしらの異変があったのだろう。心当たりはないが過去に前歯の中の神経が勝手に死んでいて、見た目は健康な歯そのものなのに削って被せねばならなかったこともある。きっとこういうこともあるのだろう。

と思っていたら、歯を磨いたあと、あまりにも痛いので下唇をめくってみたらぽっかりと白い丸。直径一センチほどの口内炎ができていた。ありゃーこりゃ痛いわけだな。喋っても痛く、何かを食べても痛い。酸っぱいものを口にしたときには地獄を見る。そんな痛みに襲われた。

が、今、ビールを楽しく呑みながら二時間経過して、気付けばずっと痛みが小さくなっていた。

トマト一つを口に含むだけで悶絶していたのに、酢漬けを食べてもやや痛い程度で、ビールを呑んでも気にならない。あぁ、これがアルコールの威力か。酔っ払いが怪我をしても痛覚が弱まっていたため気付かず……という話を聞いたことがあるが、これはこういうことなのだなぁ。

ケラケラ笑いつつアニメを観ながら酒を呑む。明日はドラッグストアに口内炎治療薬を買いに行こう。それまでは酩酊を楽しもうじゃないか。ははは。