type: HIRASAWA





ヒラサワスズメガ(幼形成熟幼虫)
チョウ目/スズメガ科/ヒラサワスズメ亜科

分布:つくば山頂
体長:93~105mm

通常、チョウやガは幼虫の間に脱皮を繰り返して1齢、2齢と成長し、蛹になって成虫へと変態する。

しかしこの「ヒラサワスズメガ」は終齢幼虫は発見されているものの、成虫の姿の報告はない。
その生態について長らく謎に包まれていたが、近年になり、終齢幼虫からさらに脱皮を繰り返し、幼虫から別の幼虫へと変態し続けることが判明した。

左の幼虫は全て同じ「ヒラサワスズメガ」の変態後の姿である。上から「MODEL ROOM」「ENOLA」「BIG BROTHER」「STEALTH MAJOR」と便宜的に分類されている。



Mr.Walkmanの採集メモ
幼形成熟(ネオテニー)と言うとウーパー・ルーパーが有名ですが、こいつこそ幼形成熟の代名詞と言っても過言じゃなかろうか、と思います。終齢……と言っていいかわかりませんが、幼虫としての型が固まったあとは、形だけは同じで色合いがどんどん変わっていくのが実に面白いですね。いつまでも進化し続ける。すごい。




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