4月      

2011年4月1日 (金) 緑茶カウント:1杯
そんなわけで毎度恒例、エイプリルフール企画でした。トップにもリンクを貼りましたが跡地はこちら。良かったらご覧下さい。

今回のエイプリルフールネタの制作時間は十五時間ほど。いやぁ今回は危うかった。先週の土日に作ろうと思っていたのに何も案が浮かばず、どうしたものかと思いながら布団に入った日曜の深夜、寝る直前まで聴いていた平沢進の「Archetype Engine」の歌詞にあるヒューマノイドからサイボーグを連想。途端に脳内で連鎖反応が起こり、ブログネタを思いついて月曜の夜から作り始めて十五時間。あぁ、疲れた。

しかも最初はフレーム分けをしてブログっぽいサイトを作ろうとして二時間使い、次の日の火曜日に「いやこれはテーブルで作った方が楽なんじゃないか」と気付いて月曜日の作業をまるまる無駄にし、何とかブログ風に組み立てて外観を整え、水曜日に背景画像などの素材を作り、木曜日に全力でブログを十ページ書き上げた。しかし間に合わず二時間オーバー。月曜日のロスが無ければぴったりだったのだが、仕方が無い。

そして金曜日の夜に帰宅して、誰か見てくれているかなとアクセス解析を開いたらえっらい数の人々が見に来ていて驚いた。普段の十五倍近いアクセス数である。思わぬ来客に驚きつつも、少しでも楽しんでもらえたなら睡眠時間を削った甲斐があったというものだ。どうもありがとうございます。

ついでに、以下がこれまで作ったエイプリルフール企画サイトである。我ながら毎年よくやるものだ。

2010年制作:湯呑み専門通販サイト「湯飲み屋本舗」
2009年制作:女子大生の創作詩サイト「プレディカドール」
2008年制作:架空若手お笑い芸人ファンサイト「スーパーフラフープを応援する会」
2007年制作:巫女さん萌えサイト「絡み巫女」

気に入りの作品は「スーパーフラフープを応援する会」だ。掲示板を作るのが非常に楽しかった。


2011年4月2日 (土) 緑茶カウント:0杯
ハゲた。美容院に行き、襟足を短くしてもらおうと美容師に要求すると、言いづらそうに鏡を手渡され、襟足の生え際に五百円玉サイズのハゲが出来ていることを知らされた。人生で初めての円形脱毛症である。何てこった。

一ヶ月前には無かったとのことで、すると思い当たる原因は一つしか無い。恐らく地震によるストレスだろう。このところは地震の話を聞くと気分が悪くなることもあったので、ストレスの自覚はあったがまさかハゲるとは。これでは襟足を短く刈ってもらうことは出来ない。ハゲが隠れる程度の長さを残してもらうことにした。

散髪後本屋に寄り、もやしもんの十巻と最近文庫化したオーケンのエッセイ、「暴いておやりよドルバッキー」と、他、役立ちそうな本を抱えて店内をぷらぷらした。音楽、画集、写真集、のコーナーを回り、雑誌コーナーでぴあを発見。オーケンのエッセイが連載されている雑誌だ。そういえば今号はまだ見てなかったな、とページを開くと地震の話。ハゲは出来たが特に気にせず読み進める。地震のその時、オーケンは阿呆な映画の試写室にいたこと、オーケン自身に大きな被害は無かったこと、しかしライブを含めたいくつかのイベントは延期を余儀なくされたことが書かれていた。そしてその後、最後のくだり。ここを読んで、思わず目が熱くなった。

地震後、流れる音楽は応援系ポップスや無難な曲ばかり。しかし、そういう音楽では癒されない人達がいる。そういう人達を励ますためにまた音楽をやっていきたい。こんな内容だ。そして締めくくりがこの言葉。「”3分で人生を変える”は、地震ではなくて本来ロックバンドの決め台詞のはずだ。」

レジへ持って行く本を一冊加えて店を出た。オーケンめ。オーケンめ。あまりの格好良さに毛が生えそうだ。今までもどれだけ助けてもらったかわからないが、今回も助けられるとは。大好きだちくしょうめ。ありがたかった。


2011年4月3日 (日) 緑茶カウント:5杯
とはいえ、実際そこまでハゲを気にしているわけではない。どこか面白がってネタにしている節もある。このくらいのアクシデントならまだまだ許容範囲であるのだ。

そういえば実家の飼い猫にも背中に小さなハゲがあった。家に来たときからあったもので、原因不明のものである。小指の先ほどの大きさで、全くの無毛ではなく、白い産毛が生えていて、周囲の長い毛を掻き分けると見えてくる。飼い猫とお揃いなら悪い気はしない。首輪をつける趣味は無いが、こちらなら良かろう。

だが、これから夏が来る。夏に襟足をバサバサさせるのは大変鬱陶しいので、いつまでもお揃いでも困ってしまう。

まぁ、気長に待つとしようか。


2011年4月4日 (月) 緑茶カウント:3杯
毎夜毎夜、力いっぱい踏みしめて、ドスンドスンと歩く人の足音が気になって仕方が無い。毎夜毎夜の一時過ぎ。一時や二時にこの人はいったい何を思って歩いたり飛び降りたり駆け下りたりしているのだろう。五月蝿さはさほどでも無いが、理由が気になって仕方が無いのだ。一人で運動会でもしているのだろうか。止める人はいないのだろうか。楽しいのだろうか。楽しくてたまらないのだろうか。楽しくは無いけどやらなければならないのだろうか。気になる。気になるが顔を合わせるのは怖いので布団の中に潜んでいる。

さて、深夜に足音を響かせて駆け回る人と、それを布団の中で潜んで聴く人、どちらが妖怪らしいだろうか。


2011年4月5日 (火) 緑茶カウント:2杯
昨夜は妖怪踏み鳴らしは出なかった。少し寂しかった。


2011年4月6日 (水) 緑茶カウント:0杯
そういえば、エイプリルフールを過ぎたあたりで三万ヒットを超えていた。有難いことである。そしてエイプリルフールアンケートを見れば項目が一つ追加され、湯飲みの再販希望に投票いただいている。有難いことである。

では、たまにはアンケートを活用してみようじゃないか、ということで、三万ヒット御礼、あーんど、湯飲み屋本舗一周年記念感謝企画を次の日曜日あたりに行おうかと思う。詳細はまた後日。良かったら遊んでくれると嬉しいな。


2011年4月7日 (木) 緑茶カウント:2杯
くらくらするほど眠く、腰は痛く、体はだるく、総括すると疲れているが、あと二曲聴かないと眠られないのは、疲れきっていてもどうにか最後まで聴き通したい音楽を本日手に入れたからである。

水戸華之介&3-10Chainの「バッタもん」。スタジオ録音曲四曲にライブ録音曲が九曲の変則的なアルバムだ。ジャケットはバッタの正面顔を九つ等間隔に配置したデザイン。一曲目のタイトルはその名も「飛蝗〜バッタ」。素敵だぜ。


2011年4月8日 (金) 緑茶カウント:0杯
夕食に用意したショーロンポウが全て破けてしまったが、己は元気に生きています。

と、思ったら一つだけ無事だった。ラッキーである。

ところでショーロンポウとは全く関係が無いのだが、腰痛がひどく、昨日なんぞはなかなか寝付けないほどであったので明日整体に行って来ようと思う。親知らずで歯科に行き、首のかぶれで皮膚科に行き、花粉症で耳鼻科に行き、忙しいことこの上無い。ちなみにハゲの方は放ったらかしている。悪化したらスキンヘッドにしてプロピアモヒカンをつけて顔にヒビを入れよう。それに飽きたらターバンを巻こう。あぁ腰が痛い。

そういえばキンカンは腰痛にも効果があることを皆さんはご存知だろうか。他、肩こりや打撲にも使用可能ななかなか便利な奴なのである。助かることだ。もちろん昨夜も使い、本日もキンカンのにおいに包まれて就寝する。グッドナイト。


2011年4月9日 (土) 緑茶カウント:0杯
本来の自分の身長に思いを馳せてしまう昼。

腰痛に耐えかねて整体に行ってきた。七年ほど前にも腰が痛んで地元の整骨院に行ったことがあるが、今の痛みは当時の比では無く、鈍い痛みが常に腰に張り付き、立ったりしゃがんだりといった動作で腰を動かすと鈍い痛みが刺すような痛みに変わり、それが日に日に悪化していくので流石に危機感を抱いたのである。

現在、地元を離れているのでインターネットで近場の整骨院を探し、良さそうなところを見つけて行ってきた。中に入ると待合室の年齢層は十代後半からお年寄りまでと幅広く、診療も懇切丁寧でわかりやすい。良いところを見つけたな、と機械で全身をブルブル揺さぶられながら満足していた。

先生に診てもらった結果、腰の筋肉がだいぶ固くなっていて、肩と首周りもだいぶひどいとのことだった。腰はともかく肩こりはシャワーをやめて湯船にゆっくり浸かるようになってからほとんど感じなくなり、頭痛に至っては全く苦しめられた覚えが無いので驚いたが、その話を聞いた先生の方が驚いていた。異常が無いのが不可解なほど固く凝り固まっているらしい。

念のため首周りと肩も揉み解してもらい、筋肉のつき方、癖、骨の形などを診てもらう。どうやら己は本来S字型に湾曲していなければならない背骨が真っ直ぐに伸びてしまっているため、衝撃を緩和することが出来ず、腰への負担を増大させてしまっているらしい。いったいいつ真っ直ぐになってしまったのか、元々真っ直ぐだったのかは不明だが、何にせよ真っ直ぐであるならば意識して負担をかけないよう気をつけなければならないだろう。整体には週一で通うことにした。

それにしても。真っ直ぐでこの身長ということは、本来あるべきS字型に湾曲していた場合、己はいったい何センチだったのだろう、と、思いを馳せてしまう昼。やや、悲しい。


2011年4月10日 (日) 緑茶カウント:8杯
突発的に開始した三万ヒット御礼、あーんど、湯飲み屋本舗一周年記念感謝祭は思った以上にご注文をいただくことができ、大変嬉しかった。正直なところ、五個も注文があれば良い方かと思っていたのだ。有難いことである。

そんなわけで本日は、昼過ぎに起きて身支度を整え、用事を済ませ準備を整えてから、夕飯と風呂の時間を除いてほとんどパソコンに張り付いて湯飲みのイラストを描いていた。途中風呂に入るまでは自覚が無かったが流石に疲れていたらしい。温かな湯がじんわりと湿布のように効いてきて、何とも言えず心地良く感じた。

しかし、その疲れもまた嬉しいのである。自分一人では成立しない企画なだけに、疲れるほど描かせてもらったことが有難い。たまにはこういう企画をやってみるのも面白いかもしれない。今後も何か機会があったらやってみよう。


2011年4月11日 (月) 緑茶カウント:2杯
十八個全ての湯飲みを描き終えた。この企画は普段あまり描かない対象物を描くだけでなく、さらに「湯飲みらしく」描く必要があるため、二重のお題が内包されている。まず対象物をどう描くか、そして湯飲みにどうあてはめるか、一つ一つ考え考え描く作業はすごく楽しかった。うまくあてはまるデザインを思いついたときの嬉しさったらない。また、リアルタイムで描いていくため時間も管理しなければならない。およそ一つにつきかけられる時間は三十分。限られた時間の中で思考を巡らすと脳がハイスピードになり、特急モードに切り替わってくれるおかげで普段よりも処理能力が上昇するように思う。何らかの物質が脳から出ていたに違いない。

さぁ、達成感と至福に包まれてゆっくり眠りにつくとしよう。おやすみなさい。ありがとうございました。


2011年4月12日 (火) 緑茶カウント:0杯
驚いた。整体に行ってから腰の痛みがぐんと軽くなったのだ。先週は横になっても寝付けぬほど痛く、深夜にベッドの改造を行い腰への負担を少しでも減らそうと苦心惨憺した挙句寝不足で目覚めふらふらと辛い昼を過ごしたというのに、たった一回行っただけでこの効果。まるで整骨院の回し者のようだが実際効いたのだから仕方が無い。今週末は用事があるが、近日中にもう一度行くことを心に決めた。

そして腰の痛みの悩みから半ば解放されたのは良いとして、改造後のベッドから出たこの部屋のスペースを大きく占拠する邪魔な部品をいかがするか。これは整体師の手ではどうにもならない。日常では不要だが年に二度ほど必要となる部品なので捨てるわけにもいかないのが困り物だ。邪魔だなぁ。


2011年4月13日 (水) 緑茶カウント:3杯
夜中の電話の長話。

「そういや何々君ってヒモになったんだってね」
「あれ、知らなかったんだ。去年の夏頃だったかなぁ。もうだいぶ前だよ」
「最近聞いたんだよー」
「そうだったんか。仕事辞めて後輩の女の子の家に転がり込んでるらしいよ」
「いいなぁ」
「良いかぁ?」
「この話を俺の周りの奴にもしたらさぁ。皆何々君を羨ましがるんだよね」
「えー。ヒモになりたいんかよ」
「いや、違うんだ。あのさーわかるかなー」
「まだわからん」
「本当にヒモになりたいわけじゃないんだよね。彼女に『ヒモでも構わないわ!』って受け入れてもらえるシチュエーションが男として羨ましいと言うか」
「あー、なるほど」
「俺だって実際ヒモになって良いって言われてもなりたくないけど、そう言ってくれる女の子って良いなーってさー」
「あなた彼女いるじゃないですか」
「全然俺のために時間作ってくれないですよ」
「ずんばれ」

恋人がいるのにバレンタインを憎み、リア充と呼ばれる者達を呪う愉快な友人との一時間十四分の長電話。楽しかった。頑張れ。


2011年4月14日 (木) 緑茶カウント:0杯
八百屋でキンカンを買ってきた。無論、果物の方である。薬ではない。恥ずかしながら、己は生まれてから今の今までキンカンなるものを食べたことがなく、これをどうやって食べればいいのかすらわからずにいたのだが、ずっと愛らしいな、愛らしいなと興味を持って見ていたので、ついに決意して購入し、食べてみた。そして今持て余している。まだ余っている。困っている。


2011年4月17日 (日) 緑茶カウント:5杯
これでもかというほど遊び倒してきた。約束をしていた友人と合流後、新宿、秋葉原を回り、偏った品揃えの中古CD店や本屋、おもちゃ屋を見て歩いた。中古CD店では友人が非常に居心地悪そうにしていたのが印象深かった。付き合ってくれたことに感謝したい。

日が暮れてからはビアレストランで美味いビールを呑みつつピザやフィッシュアンドチップスをいただいた。向かい側の友人の右隣に座る五秒に一回舌打ちを繰り返すおっさんが、飯を喰いつつビールを呑みつつやたらと友人を睨みつけるように凝視していたのが奇妙であり不可解であり恐ろしくもあったが、何事も無くおっさんは席を立って行ったのでまぁ良かった。おっさんは友人の何が気に入らなかったのだろうか。

おっさんはともかく、ここではちょっと面白いことが起こった。何と今までビールの美味しさを理解出来なかった友人が、「ビールの一口目の美味しさ」「咽喉越しなるもの」がわかったと言ったのである。無論、ビール嫌いの人間に無理矢理ビールを呑ませる趣味は無いが、己は専らビールさえあれば満足出来るビール好きなので、これはちょっと嬉しかった。

食後、何故かコンビニアイスを無性に食べたくなった己はモナカアイスを購入し、むしゃむしゃ喰いながら友人の音ゲープレイを眺めたり、戯れにUFOキャッチャーをやってみたら一発でぬいぐるみをゲット出来たものの、2chの顔文字をぬいぐるみ化したこいつをいったいどうすれば良いのだろう、と手に入れた直後に始末に困らされたりした。結局持ち帰り、今は枕の横にある。折を見てどうにかしようと思う。

そして最後は朝までカラオケ。途中で眠くなるかと思いきや、二人で六時間ぶっ通しで歌い続けてしまった。今更選曲を気にする間柄では無いので各々好きな曲をバンバン歌いまくったのだが、ちょっとした歩み寄りと言うか、友人がポルノグラフィティを歌ったら己もポルノを、そして友人は平沢進を、なんてことがあり、カラオケにおいては普段あまりそういう接点を見つけられることが少ないため、密かに己は興奮していた。

シャウト系を多く歌った友人はカラオケ店を出る頃には咽喉がガラガラになっていた。お茶でうがいをしながら尚も咽喉に厳しい歌を入力するその姿はアッパレであった。電車の方向が反対であったので駅で別れて帰宅。徹夜明けではあったが、思う存分遊び倒したので非常にスカッとした晴れやかな気分で、帰宅後もろくに睡眠をとらずに活動していたのだが、夜を迎えた今現在、流石に電池が切れてきてふらふらしてきている。ゆっくり眠ろうそうしよう。そして明日は西川貴教のCDを見に行こう。HOT LIMITが入っているやつを見つけられると良いな。


2011年4月18日 (月) 緑茶カウント:4杯
風呂上りに咽喉の渇きを覚え、いそいそと台所に立ってやかんに水を注ぎ、火にかけて湯を沸かし急須に注いで熱い緑茶を飲むのは、何かおかしいという気がしなくもない。


2011年4月19日 (火) 緑茶カウント:2杯
己にも、特殊宿泊施設の名前を舌の上に乗せられる日がいつか来るのだろうか。

下ネタが過剰に苦手であるため、己はいくつもの禁止ワードを有している。いかなるものかと言うと、「口に出すのも恥ずかしいからいえない言葉」がそれらであり、自発的に言葉にするのは持っての外、ものによっては引用もきつい、といったものである。特殊宿泊施設の名前は代表的なものの一つだ。特にこれは、白昼にも関わらず軽々しく口にする人が結構いるので、己と他人とのギャップを思い知らされるきっかけになることが多い単語だ。自分にとっては立派な下ネタなのだが言った当人は大抵何も意図していないので始末に困ってしまうが、むしろおかしいのはそれを下ネタと捉える己の方なのだろう。知っている。

そして他、禁止ワードの境界線に存在する言葉が「ドS」「ドM」である。これは口に出せなくは無いが、ひどく下品に感じるのでドSだドMだと言ってはしゃいでいる人を見ると嘆かわしいと正直思う。強い意味合いのある言葉をすっからかんになるまで軽くして使う遊びは面白いが、やりすぎると本来の意味や重みまで忘れてしまうから注意が必要である。それはもっと灯りの少ないところで使う言葉では無いのかい。それを己は言いたいが大概は口に出さずに黙っていて、たまに話を振られると服のサイズの話に転換して逃げて去る。つまらないギャグを言う奴だと思われるが、その方がずっと楽なのだ。ちょっと生きにくい。いつか来るのだろうか。口に出せる日が。

まぁ、強いて言いたいとも思わないのだがね。


2011年4月20日 (水) 緑茶カウント:2杯
瓶入りの蜂蜜をもらった。我が家はどちらかと言うとメープルシロップ派であったため、蜂蜜を食べたことは実はあまり無い。確か母があまり蜂蜜を好まなかったのだ。余談だがカントリーマアムは人生で一度も口にしたことが無い。

綺麗なクリーム色で瓶の中でトロトロととろけている。まだ開封していない。どうやって食べようかと考えている。どうやって食べたら良いのだろう。綺麗だな。


2011年4月21日 (木) 緑茶カウント:2杯
愛用の寝癖直しウォーターの詰め替え用がどこのドラッグストアにも置かれなくなってしばらく経つ。本体はちょこちょこと見られるが詰め替え用のボトルが無い。毎度毎度丸ごと買い換えれば己は寝癖を直し続けることができるのだが、せっかく詰め替えられるように作られているのにそれを活用しないのはもったいない。さりとて買わないわけにも行かず、どうしたものかと思いながら、ものは試しと店のおっちゃんに「これの詰め替え用置いてないですかねー」と聞いてみたら、何と置いてくれることになった。己のために。一時はいっそ寝癖もクソも無いスキンヘッドにするべきか、ハゲもあるしと得意のやけっぱちを発動しそうになったが、これで己は自然環境を鑑みながら寝癖をガンガン直すことが出来る。ありがとうおっちゃん。通うよおっちゃん。


2011年4月22日 (金) 緑茶カウント:2杯
幼女とは幼い女の子を指して使う言葉であるが、幼い女の子を指して幼女という言葉を用いるのはオタク特有のものだと思う。一般の人はあれを指して女児と言う。幼女と言う言葉の出番は日常ではさして無い。

小さな女の子を可愛いと思う感情はあるものの、二次元の幼女萌え属性は特に無い己は女児を指して女児と呼ぶが、オタクであることは自覚している。しかし最近、いやここ数年、己が何のオタクであるのかよくわからなくなってきている。漫画は好きだが昔よりは買わなくなった。アニメは習慣として観ることは無い。音楽は好きだが知識は浅く、虫の名前はろくに言えない。何事においても中途半端なのである。

一応弁明しておくが、オタク扱いされたくないが故の回りくどい言い訳ではない。ただ、何か違うなと違和感を抱いていることを表明したいだけなのだ。オタクだとすれば己はいったい何オタクなのだろう。単なるオタク気質の人間と言った方が正しいのだろうか。

とはいえ、無趣味な人間からしてみれば「いやいや」と突っ込みが入るだろうな、ということも自覚している。上には上がいることを知っているが故に生じる謙虚な思いに由来するのか。総括すると、小さい女の子を目の前にして幼女幼女とでかい声で叫んで女児の母親に睨まれる友人をどうにかしてやりたいぜこの野郎、と思うというだけのこと。恥ずかしい。やめてください。恥ずかしい。


2011年4月23日 (土) 緑茶カウント:2杯
十年ほど前、紅白歌合戦で初めてその姿を見たときは、ナルシシズムを感じさせる姿と声と歌い方に己も家族も引いていて、しばらくは「マフラーで首を絞めながら歌う人」と色物的扱いをされていた。その人のアルバムを今になって買うことになろうとは。わからないものだなぁ、としみじみ思う。

そんなわけで、T.M.Revolutionのシングルを集めたベストアルバム「B★E★S★T」を買って来た。先日の徹夜カラオケで友人が「HOT LIMIT」を歌ったのを聴いて興味を刺激されたことがきっかけだ。友人が歌うのを聴きながら思い出していたのはいつかの紅白歌合戦、それとマフラーで首を絞めながら歌う姿と、未だに我が家ではT.M.Revolution、イコール首を絞めながら歌う人、と認知されているということ。何を歌っていたかは覚えていない。ただ、強烈な印象、それも拒否反応に近いものを当時の己は感じていた。

しかし今、あのときの拒否反応は一切起こらず、格好良いなと気に入っている自分がいる。そのことに意外性は無い。簡単なことだ。十年前の自分は趣味として音楽を聴くことはなく、テレビで観る歌番組と言えば年に一度の紅白歌合戦のみ。家にあったさだまさしやかぐや姫を聴くことはあったが熱心に聴きこむほどで無かった。音楽にはまるのはそれからさらに数年後のこと。つまり、経験値が少ないが故、許容範囲も非常に狭く、T.M.Revolutionは全くの範囲外だったということなのだ。

思えば昔はビブラートが強くかかった歌い方は苦手だった。妙な格好をしているミュージシャンも嫌いだった。そもそも流行歌が嫌いだった。軽薄さを感じていたのである。中学生の分際でまるで年寄りのような感性だと呆れるのも今になってのこと。だが、拒否感というネガティブイメージが始まりだったにしても、ずっと強く印象に残り、記憶していたのも確かなことだ。何だかんだで興味はあったのだろうなぁ、と思うとおかしい。

それにしても、初めて買ったミュージシャンのアルバムなのに、どこかで聴いたことのある曲が次々と流れてくることが新鮮でたまらなくってやけに面白くてわくわくする。「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」はるろうに剣心のエンディングテーマだったのか。紅白で観たのは「WHITE BREATH」か。もう一度あの映像を観たら今度はどんな印象を抱くだろう。やはり首を絞めてるなーと思うのだろうか。


2011年4月25日 (月) 緑茶カウント:2杯
フードには引力があると思う。特に下りのエスカレーターなどで手前の人がフードつきの服を着ていた場合。相手が知人であろうと他人であろうと区別なく、手、もしくは菓子類を突っ込みたくてたまらなくなってしまって困る。そもそもフードは何のためについているか。あれを被っている人はそう多くない。つまり被るためではない。では飾りか? 否、あれは拳や菓子類を突っ込むために存在している。そうして突っ込んだ人の手を捕獲して不審者として突き出すためにある、即ち罠。ハエトリグサのようなもの。甘い腐肉の臭いを漂わせているわけでもないのに抗いがたいこの引力。多分己が馬鹿なだけ。


2011年4月26日 (火) 緑茶カウント:2杯
冷蔵庫が冷蔵してくれない。冷凍庫が冷凍してくれない。各々の職務を放棄して中の食物をぬるく保つお前はただの蔵庫である。蔵。庫。自らアイデンティティをかなぐり捨てるその姿は潔いが、ギリギリ溶けない程度にやわらかく保温されたアイスを喰らう持ち主の気持ちを考えたことはあるのかい? と問いただしたくてたまらない。まだ購入してから五、六年しか経っていないと思うのだが、まさか故障ではあるまいな。

冷凍庫だけでなく、冷蔵庫も中のものが冷え冷えにならないので悲しい。悲しいので取扱説明書を引き出しから引っ張り出して読んではあれこれ試している。問い合わせは最終手段。とりあえずしばらくアイスは買わない。もしくは買ってすぐ食べる。食べながら困っている。美味しい。困る。


2011年4月27日 (水) 緑茶カウント:3杯
壁に物を吊るす際、紐が必要となったのだが手頃な紐が見つからず、何故かあった赤いリボンを解いて結んで目当ての物を壁に吊り、ついでに結び目を可愛くリボンにしてやって、ははははは、ださいださい、阿呆のようだと喜んでいたら、それを見る人々、口々に可愛い可愛いと大好評で、そんなつもりじゃなかったのにと、誰もおかしさを感じてくれないのかと、己はしゅんと悲しくなってリボンを見ながら寂しい思い。しゅんとした。




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