10月      

2009年10月1日 (木) 緑茶カウント:3杯
ライブの物販で購入したシャツを日常で着ていいものか迷いつつ本日試しに実行してみた。着ていったのはこのシャツで、四人の天女と筋少のロゴ、筋肉少女帯の略称である「KING-SHOW」とプログレッシブロックであることを表す「PROG ROCK」の文字、そして筋少の楽曲「いくじなし」の歌詞といくじなしにかけて「IKUJI NOTHING」の文字が描かれている。

で、まぁ結果から言うと、パッと見ではバンドTシャツとはわからないのでそれほど恥ずかしくはなかったが、大学で会った友人二人にそれぞれシャツのデザインについて言及されたので結局自分でネタ晴らしした。この説明するときが恥ずかしかったのでそれさえ無ければ問題なく着られるかもしれないと思ったが、その後CD屋と古本屋に寄ったとき、別に誰も見ちゃいないとは思うもののそういった場所で自分の趣味を堂々と開示するというのはなんか、こう、カーッとなるものがあったので、やっぱりこいつはライブで着るもんだなと思った。


2009年10月2日 (金) 緑茶カウント:2杯
十月に入ったが、友人から貰い受けたノコギリクワガタの田中キョン君は変わらず元気にガサガサしている。家に来たばかりの頃は食欲が少なく心配したが、九月ごろからもりもりゼリーを食べるようになった。嬉しいことである。

だが、うっかりしていた。クワガタ用のゼリーが今日で切れてしまったのだ。既にこのゼリーを購入したスーパーでは昆虫の特設コーナーは無くなっている。でっかいホームセンターなどに行けばすぐに見つかるだろうがそういった店は付近にない。うーん、買いだめをしておくべきだった。つっても、前にカブトムシのきなこちゃん用にゼリーを二袋買ったときは余ってしまったんだよなぁ。難しいものだ。


2009年10月3日 (土) 緑茶カウント:4杯
まだ半袖で行ける。

思い返せば自分は中学時代、冬場も体操着は半袖野郎だった。下は長ズボンをはいても上は半袖だったりした。しかし登下校時はきちんとウインドブレーカーを羽織っていた。群馬の風は冷たいからだ。無理をするのは良くないからだ。

だったら学校でも無理せず長袖を着ればいいじゃないかと思われるかもわからないが、無理はしてない。半袖が好きなんだ。校内は風がないからいける。それだけである。ただ、ちょっと馬鹿なガキだったなー、とはしょーじき思う。馬鹿なガキだったな。


2009年10月4日 (日) 緑茶カウント:4杯
この間の筋少のライブで、オーケンが「夏フェスの感想をいろんなブログで見たけど、MCの感想ばっかりだった!」といった内容をMCで語っていた。そして今日、筋少の参加したフジロックフェスティバルの一部が放送されるというので、ちょっとでも筋少やらんかなー、と思って見ていたら、映った。映ったが。

筋少だけMCも放送されていた。

確かにオーケンのMC面白いもんな! 面白いけど他のアーティストは演奏オンリー、もしくはライブ前か後にフジロックの感想を語ってもらうという構成だったのに、筋少だけ!

正直予想はしていたが、なんか笑えた。筋少らしいなぁ。


2009年10月5日 (月) 緑茶カウント:4杯
手のひらが痛くて湿布を貼って、肩こりを感じて湿布を張って、首もだるくて湿布を貼って、と湿布の大量消費の日々を過ごしている。なんて湿布くさいのだ。あぁ、それにしても普段は一人暮らしを寂しいと感じることなどほとんどないのに、湿布を貼るときだけはどうしても、人間って一人じゃ生きていけないんだね、なんてことをしみじみ思ってしまうのは背中に湿布を貼るのが難しくて鏡を見ながら体を捻りつつああでもないこうでもないと苦労するからだって、それは人恋しいのではなく単にお手伝いが欲しいだけか。

それは置いておいて、久しぶりに人とわいわい遊びたいものだ。今期は時間割が合わなくて友人と会う機会も減っている。なんかパーッと出かけたいものだな。あと酒が飲みたい。結局酒か。


2009年10月6日 (火) 緑茶カウント:2杯
ねんねこ半纏って言葉はすごく可愛い響きだと思う。ねんねこばんてん。何だこの可愛さは。ねんねこばんてんねんねこばんてん。二回続けるとさほどでもない。ねんねこばんてん、この言葉一つで完成された可愛さだ。素晴らしい。


2009年10月7日 (水) 緑茶カウント:3杯
そういやぁまだ申請してなかったな、てんで本日定額給付金くださいなっつー書類を出してきた。せっかくもらえるならもらった方がいい。CD四枚買える額だと考えれば大きいものだ。

ところでCDを買い集めるようになってから漫画がいかに安かったか気づかされた。だってさ、漫画なら例え月に十冊買っても五千円以内で済むんだよ。連載中の新刊を買い集めるって言ったってそこまで負担は大きくない。ところがCDはアルバム一枚三千円。二枚買ったら六千円。レンタルだって安くはない。これはかなり懐に響く。そのうえライブに行くともなればまた出費が嵩むのだ。漫画は一冊買えばそれでおしまい、ライブにあたるものはなかったからなぁ。

そのうえ漫画からCDへ移行したわけではなく、CDを集めつつ漫画も変わらず購入継続中なのだからもういったいどうするんだよといった有様だ。どうするんだっつったってどうしようもない。今、天体戦士サンレッドと荒川アンダーザブリッジを人に薦められて興味を抱いているがどちらも既に十冊近く出ていて手が出しにくい。さらにONEPIECEが最近大変面白いと評判を伝え聞くが、二十三巻でストップしてしまった自分にいまさら巻き返しができるのか。本当、ジョジョを単行本と文庫版両方集めなくて良かったと心から思う。堪えた自分に拍手を送りたい。でもストーンオーシャンの文庫版ボックスはやっぱり心惹かれるものがあり、本屋で見るたび「いいなぁ」と思う。我慢するけどな!


2009年10月8日 (木) 緑茶カウント:1杯
今日はサークルの友人とファミレスに行き、普段ならドリンクバーですますところを四人で安いワインを一本注文して、あーだこーだとわいわい喋りながら食事を楽しんだ。店を出て、ゲームセンターへ向かう道すがら友人に唇の色を指摘された。何やら唇の一部が黒く染まっているらしいが、よくよく見てみれば指摘してきた友人の唇も同じ色をしていた。赤ワインを飲んだせいで唇が黒く染まってしまったらしい。ポリフェノールの威力に驚愕した。


2009年10月9日 (金) 緑茶カウント:2杯
うおー疲れたー寝不足だー。今日は早めに寝る!


2009年10月10日 (土) 緑茶カウント:3杯
まず、我が家の風呂場のパイプの構造について御理解いただきたい。我が家はユニットバスで、トイレと風呂桶を挟んだ箇所に洗面台が設置されており、トイレ方面の床にも排水口がついている。この排水口のパイプと風呂桶の排水口の先は繋がっており、見たことはないが恐らく洗面台の口の先も途中で合流する仕組みになっている。

つまりトイレ側の床と風呂桶と洗面台の三つの排水口は一つのパイプに繋がっているということだ。そしてこのパイプに最近つまりが生じており、主にシャワーを浴びる際に難儀している。シャワーから勢いよく湯を流すとなかなか排水がなされず、栓をしているわけでもないのに風呂桶に湯がたまり、それだけならば足元がピチャピチャするだけなのでちょっと楽しくなるだけですむのだが、放っておくとトイレ側の床の排水口から湯が逆流してきやがるのだ。

さらにこのつまりは日に日にひどくなってるらしく、ここ一週間ほどは湯の量を少なくする、出しっぱなしにせずちょくちょく止めるなどの工夫をしてその場をしのいでいたのだが、ついにシャワーヘッドからちょろちょろと流れる程度の水でもすぐに逆流するようになり、しかもその程度の水では温度の調節もままならないため熱湯が出たり冷水にあたったりと散々な有様。また、今までは洗面台を使用するときは逆流したことはなかったのに、朝、顔を洗うため水を出したらついに逆流しやがって、それで洗面台のパイプもこいつらと一つになっているのだなと今日確信したわけだが、いい加減どうにかしなければ相成らんと覚悟を決めてドラッグストアに行ってきた。

購入したのはパイプユニッシュ四本。五本買おうかと思ったが、四本なら千円以内で収まるので四本だけ買ってきた。シャワーヘッドのちょろちょろ水で逆流するほどの手ごわいつまりである。これは長期戦が予想されるだろうし、もしかしたらパイプユニッシュ四本でも敵わないかもしれない。場合によっては業者を呼ばなければならないかもしれない。嫌だなぁ。できたら自力で解決したいなぁ。つーか何がつまってるんだよ。髪の毛流れないように網つけてんのになぁ。網の目をくぐってわざわざつまってやがるのか根性悪め。まぁ何にせよドロドロのグズグズに溶かしてやるから覚悟しやがれとパイプユニッシュまるまる一本をパイプに注入。三十分放置して後逆流現象が起こらないよう注意深くたっぷりの水を流す。さーどうだ参ったか。

参ったらしい。パイプユニッシュ一本でパイプは見事開通された。早ぇよ。

念のためもう一本使ってみたが、そのうえもう一本を使う必要は無さそうだった。恐るべしパイプユニッシュ。いったいパイプの奥でどんな阿鼻叫喚が起こっていたのか。だってあの、あんなつまりをたったあれだけで、えー。嬉しいけどさ。嬉しいけどさ。嬉しいけど残り二本のパイプユニッシュどうしよう。五本買わなくてよかったなぁ。


2009年10月11日 (日) 緑茶カウント:3杯
ウヲ「明日は中野と上野に出かける予定なのだ」
友人「今度中野に行くことがあったら誘ってください」
ウヲ「じゃあ来る?」
友人「行く」

という、まぁ要約すりゃこんなところだろ、っていう会話を交わし、深夜二時に急遽翌日、と言っても深夜二時と書いたとおり既に日付は変わっているのだが、昼過ぎからの予定が決定した。メッセンジャーとは便利なものである。

自分は廃盤になったCDと好みのデザインのシザーバッグを探すことが目的だが、両者とも全力をかけて本気で探すというわけではなく、ありゃいいけど無いような気がするけどとりあえず出かけるぜ、中野ブロードウェイとアメ横を散策するぜ、くらいのスタンスで、友人は特に目的はない。ただ、彼は筋肉少女帯のCDを買うつもりらしいので、らしいっつーか自分が薦めた結果なんだけど、今日買えたらいいんじゃないかなとは考えていた。自分が。

さて結論から言えば廃盤になったCDもシザーバッグも購入できなかった。ついでに言えば上野にも行かなかった。まったく予定を消化していないではないか、とつっこみを入れられる方もおられよう。でもしょうがないじゃないか。ビールを飲んだら上野に行くのがだるくなってしまったのだ。

というのも本日中野では何らかの祭りをやっていて、中野ブロードウェイを歩き回った後ちょっと何か食べようかってんで夜店に並び、やきそばと生ビールを二杯腹に入れてしまったのだ。友人はチョコバナナとカキ氷のブルーハワイだった。この寒いのによくカキ氷を食べる気になるなと感心したのは置いといて、だからしょうがなかったのです。いやーやっぱビールは美味しいなー。

しかし友人は筋少のアルバム「新人」を購入できたのでオーケイだ。間違えて中古買わせちゃったけど。ははははは。すまんかった。


2009年10月12日 (月) 緑茶カウント:2杯
肩こりが酷く、毎日の湿布代も馬鹿にならないので肩こり解消の運動を始めてみた。運動と言っても簡単なもので、種類が豊富になった肩回しのようなものだ。こいつを三日前から始めたが、音がすごい。

バキッバキッバキッ…。
メキッ…メキッ…メキッ…。
バキッ。ゴキッ…。バキッ。ゴキッ…。

あの、己の肩はいったいどんな具合になってるんですか…。

しばらく続けてみます。


2009年10月13日 (火) 緑茶カウント:2杯
先日中野ブロードウェイ内のとある店舗の中で、エリマキトカゲの置き物を見ながら「そういえば昔エリマキトカゲブームなんてもんがあったね」と隣にいた友人に話を振ったのだがあろうことか適当な嘘をついているのだと思われ、それというのも普段自分が適当な嘘をついたり馬鹿話をしているせいであるのだが、とにかくエリマキトカゲブームについて熱弁するも全く信じてもらえなかった。それはもしやエリマキトカゲブームなんてものは妄想か幻の類であったのかと思われるほどである。

しかし、やはりエリマキトカゲブームは実在した!!

はーはっはっはっはっ! ほーらあったよ! 夢でも幻でも妄想でもなく確かにエリマキトカゲブームは実在した! それみたことかざまーみろ!

まぁ生まれる前の出来事だけどさ。


2009年10月14日 (水) 緑茶カウント:3杯
二百四十万の借金か。気が遠くなるな。

いや、奨学金の話なんだけどね、つっても借金は借金なんだよな。借りた金なんだもんよ。頑張って返さないとなー。


2009年10月15日 (木) 緑茶カウント:2杯
念願のシザーバッグを手に入れたが、財布と携帯電話と定期を入れると口が閉まらないことが判明した。一応口を閉じるためのボタンがついてはいるのだが、これはほぼ飾りのようなものらしく、中に物を入れるとボタンとして機能しない。今まで愛用していたものは内部が巾着上になっており、外に垂れた紐を引っ張るときっちり口が閉まって大変便利だったが、どこを探してもこの型のものが見つからない。新しく買ったものはデザインは気に入っているが防犯上に不安が残る。どうしたものか。


2009年10月16日 (金) 緑茶カウント:6杯
このところ頻繁に「光回線にしませんか、しましょうよ、するべきですよ安くしますよしないと損ですよしないんですか?」といった内容のチラシがポストに投函され、今日などは玄関のドアーの隙間にまでねじ入れられていたが我が家は既に光回線だ。チラシをくださるおたくの会社で手続きと工事を済ませたよ。

いちいち調べちゃいないんだろうが何だかなー。


2009年10月17日 (土) 緑茶カウント:3杯
ノコギリクワガタの田中キョン君が今日死んでしまった。まだキョン君のために買ったりんごが残っているのになぁ。

寂しくなるよ。


2009年10月18日 (日) 緑茶カウント:2杯
リンゴに乗せたら元気にならんかな、と思いつつキョン君の絵を描いたが、どの角度から描こうかとリンゴを動かしたり、筆で色を乗せるとき色塗りは楽しいなとわくわくする自分を、不謹慎とまではいかないが、ろくでもねぇなぁと思った。


2009年10月19日 (月) 緑茶カウント:2杯
今日は秋葉原駅から適当にぶらぶらと歩いていたらどこぞの祭りに行き当たった。歩いても歩いても屋台が続いている。随分活気があるものだと感心し、せっかくだからここで夕飯をとって帰るかと串カツの屋台へ行き、串カツを二本と缶ビールを一本注文し、屋台のおっちゃんと喋りながら食べていたら牛串と生ビールをおまけしてもらった。おっちゃん曰く、この祭りではなんと八百もの屋台が出店されていて、もともとはここらの名物であるべったら漬けの屋台がメインだったのだがいつの間にか全く関係の無い屋台がバンバン増えていき、今の状態になっているのだという。

おっちゃんは向こうの通りを指差して、あっちの方では怖いおっちゃん達が店を出しているけど、こっちは町内会の人達がやってるから安いんだよ、と教えてくれた。そのおっちゃんは普段はコーヒーショップを経営しているそうだ。なるほど、何故串カツの屋台のメニューに串カツ、牛串、牛筋煮込み、ビール、日本酒と並んでコーヒーがあるのだろうかと思ったがそういうことか。串カツにも牛串にも牛筋煮込みにもコーヒーは合わないだろうと不思議に思っていたが納得だ。しかし注文する客はいるのだろうか。

せっかくだから煮込みも食べていけと薦められたが、二杯のビールで腹がいっぱいになっていたので遠慮して屋台を去った。その後渋谷方面を目指して歩いていたが何故か両国駅に辿り着き、電車に乗ってまた秋葉原へと戻って帰宅した。秋葉原を出たときは神田方面を線路沿いに歩いていたはずなのに何で両国に着いたのか意味がわからない。どこの誰だか知らないが、時空を歪めるのはよしてもらいたいものである。


2009年10月20日 (火) 緑茶カウント:2杯
町田康の昔のエッセイを読み返したら、「エンドレス・ワルツ」なる映画に出演した話が書かれていた。フリー・ジャズのアルトサックス奏者である阿部薫を描いた作品らしく、町田康は阿部薫役として主役を演ずるそうだ。エッセイには映画を撮るために普段乗らない満員電車にケースに入れたアルトサックスを抱えて乗車して死ぬ思いをした話や、自分は演技をできないがどのようにすればいいのかと監督に尋ねたら阿部薫になりきればよろしいと言われたことなどが書かれている。

自分は阿部薫もジャズも知らないが、町田康は好きだし、音楽を題材にしているなら楽しめるだろうと早速レンタルビデオ店に行ってビデオを借りてみることにした。店に着き、検索機にタイトルを打ち込んでエンドレス・ワルツがこの店に置かれているか調べる。ふむ、DVDは無いがビデオならあるようだ。巻き戻しが面倒くさいが見られるなら一向に構わない。へー、R15作品なんだ。ふーん。

検索機から店内地図をプリントし、それを片手にビデオの置かれた棚を探して回る。ビデオのコーナーはDVDに隠れるようにひっそりと店の片隅に作られていた。エンドレス・ワルツ。エンドレス・ワルツ。おお、あったあった。目当てのタイトルを発見し、人差し指をひっかけて棚からビデオを抜き取り、そのままひっくり返して背表紙を見た。

町田康が全裸だった。

五秒ほど己の中で時間が止まった。驚いた。びっくりした。脱ぐイメージの無い人物が脱いでいるとなかなかの衝撃である。これが遠藤ミチロウだったら「ああ、まぁ昔ライブで脱いでたらしいしね」と見たことはなくても一応納得できるだろうが、町田康は驚く。何だろう、何も知らずにうっかり脱衣場の扉を開けて風呂上りの家族に遭遇してしまったときのようなこの居心地の悪さは。

ビデオに書かれた説明文によるとこれは男女の愛憎物語であるらしい。酒やクスリも絡んでくるそうだ。なるほどそれでR15か。てっきりアルトサックスで町田康が客をぶん殴ったりするシーンでもあるのかと思った。そっちかよ。

だいぶ逡巡したがビデオは棚に戻して帰宅した。全く、この阿部薫という人も朝は六時に起きて仕事をして昼寝をし、猫と遊んだり草刈をしたり犬の散歩をしたりうどんを食ったりして夜の九時には寝るような健康的な生活をしてもらいたいものである。それじゃ町田康か。それじゃドラマにならんか。あぁ驚いた。


2009年10月21日 (水) 緑茶カウント:3杯
とても良い歯ブラシに出会った。一つ前に購入したものは一週間しか使っていないにも関わらず、十年間毎日床を磨いてきたデッキブラシのように先が開き、形が崩れ見るも無残にボロボロに成り果て、己の筆圧ならぬブラシ圧の加減がよほど間違っていたのだろうかと歯ブラシを見ながら一度反省したのだが、新しく購入したものは硬さ、大きさ、耐久力ともに申し分なく、ブラシの形も好みのもので、そのうえでたったの四十円というのだから百六十八円払って一週間で死滅したあの歯ブラシはいったい何だったのだろうか。今度の歯ブラシは「俺は磨いてるぜ! 歯垢を落とすぜ!」というやる気が感じられて大変よろしい。これからも愛用することとしよう。


2009年10月22日 (木) 緑茶カウント:2杯
田中キョン君ときなこちゃんの埋葬をした。友人達が良い埋葬場所を教えてくれ、穴を掘るのを手伝ってくれ、一人はお供え物まで用意してくれ、一人は墓石の代わりになる手ごろな大きさの石を探してきてくれた。

皆で手を合わせてお別れをした。良い友人を持ったと思う。


2009年10月23日 (金) 緑茶カウント:2杯
寝る直前に腹が減るとどうしたものかと困る。空腹に苛まれ布団の中で苦しみながら眠りに落ちるか、何かしらを食らって余分なカロリーを肉に変換する準備をするか、しかも何か食ったらその後は歯を磨かなければならないわけだから、歯を磨くと歯磨き粉を使うわけだから、お口がスッキリスースーして大変睡眠に適さなくなるのであるのだよな。だってミントって眠気覚ましだぜ。寝る前に摂取するもんじゃないぜ。だからって歯磨き粉無しの歯磨きなんてバターのないトーストのようなものですよ。マーガリンは嫌いです。


2009年10月24日 (土) 緑茶カウント:3杯
水戸華之介&3-10Chainの年末のライブチケットをとったら筋少でもとったことのない良い番号だった。キャパが違うとはいえ初めての二桁、二十番台。筋少なんて良くてもせいぜい六百番台だ。つまり良くない。わ、わくわくするな。これは最前付近まで行けるかもしれない。

そういえば先日BSマンガ夜話でもやしもんをやったのだが、うっかり日付を一日間違えて見ることができなかった。見るっつっても実家に頼んで録画をしてもらうんだけどね。我が家ではBSは受信ができないからさ。あぁ、惜しいことをしたなぁ。結構前から楽しみにしてたのに。再放送してくれんかな。まこと残念なことであるよ。


2009年10月25日 (日) 緑茶カウント:4杯
夢と空想の狭間を行き来しつつ布団の中でうとうとしていたら、唐突に真っ暗な部屋の隅にパッと緑の光が点り、続いてブーン、ブーンという振動音が部屋に響いた。電話である。時刻を確認してはいないが日付はとうに変わっている。いったい何の用件か。胸騒ぎを覚えつつ電気もつけずに電話をとり、発信者を見てみればサークルの友人。何だ何だ何があった。

「…もしもし」
「あ、ウヲ? 起きてた?」
「いや寝てたよ。どうした、何かあったのか」
「あ、寝てたんだ。ごめんごめん。えーと、ちょっと聞きたいことがあってさ」
「寝てたよ。あぁ、うん。何?」
「後頭部に顔のついてる妖怪知らない?」

一人きりの暗闇の中で、丁寧に妖怪のビジュアルを説明された経験が皆さんにはおありだろうか。
いくら水木しげるが好きだと言っても、正直、背筋がゾッとした。

「…ヘイユウ、ちょっといいですか。ちょっとお尋ねしますよ」
「うん」
「お前さ、今ね、四時半。今目覚まし確認したけど四時半。四時半に! いきなり起こされて真っ暗闇の中妖怪の話をされる人間の姿を想像してみろ!」
「ははははは。電気つけろよ」
「言われなくても今つける! 今つけた! 何だよお前何で起きてんだよ!」
「ああ、今サークルの○○と××も一緒でさー」
「あー、酔っ払ってんのな」
「ううん、呑んでないよ」
「呑んでもねぇのに何やってんだよ!」

その後妖怪図鑑をめくりつつ電話を続けたが、それらしき妖怪は見つからず、もう阿修羅でいーじゃんということで無理やり決着をつけ、冷えた布団で再び眠った。阿修羅は神様だけどな。しかも顔があるのはサイドだけどな。


2009年10月26日 (月) 緑茶カウント:3杯
恐らく、己は宇治市民並みに宇治茶を飲んでいることと思う。
明日また茶葉を買いに行くのだ。


2009年10月27日 (火) 緑茶カウント:2杯
「外骨格を剥ぐように君のドレスを毟りたい」

布団の中でうとうとしている最中に、ふと何かを思いついてメモ帳に書き留めることがある。もしかしたら何かに使えるかもしれないと思っての行動だが、だからといってそいつを有効活用できたことはあまりなく、さりとて書き留めないことには後になって忘れてしまったことを悔やむかもしれず、後悔するはめになったら嫌だなぁとくよくよしているといつまでたっても眠れないので、睡眠時間の確保と己の健康のためにいちいちメモするようにしているが、これはいったい何だ。

恐らく、寝る前に外骨格ってかっこいいよなと考えていたことと、同時にアンジーの「天井裏から愛をこめて」を聴いていたのが影響しているのだろう。「ドレスをすっかり脱いでよ」という歌詞があるのだ。しかし毟るとはまだ物騒な。どうでもいいけど少ない毛と書いて「毟る」ってすげーな。少ない毛をさらに毟ったら可哀想だろう。

話は戻って、この文章を分析するに「毟りたい」と言っているのは男で、「君」とは女のことだろう。そして多分こいつらはカニを食っている。男は専用のハサミかキッチンバサミでカニの殻をパチンパチンと切っては中身を穿り出しながら、共にカニを貪り食っている女に不埒な思いを抱いているのだ。もしかしたら女は同席しておらず、男が一人でカニを食しながら意中の女のことを考えているだけかもしれない。どちらにしろ自分が言いたいことは一つである。カニに集中しろ。


2009年10月28日 (水) 緑茶カウント:3杯
こたつを出した。いつ出したかという正確な日付は教えてあげないが、こたつを出したことで我が家のベッドが一人でに移動していたことが判明した。うすうす動いているような気がしていたが、やはり気のせいではなかったか。我が家の生活スペースは長方形で、短い方の辺となる壁側に机を置き、その横にこたつ、長い方の辺の壁側、といっても正確にはその壁一面がガラス窓になっているのだが、とにかくその壁に沿うようにベッドが置かれている。つまり長方形の部屋の中にそれより小さな長方形のベッドが部屋と同じ向きで置かれているわけだ。

そして在宅中は就寝時以外の大部分の時間を机、こたつ、ベッド、壁に囲まれた正方形の小さなスペースで過ごしているのだが、この正方形のスペースは以前はもっと広かった。前はこたつとベッドの間に隙間があって自由に行き来ができた記憶があるのだがいつの間にやら完全に辺が閉ざされている。こたつ布団を出してからそれがより一層顕著となった。

おかげで湯をとりに行く際などにこのスペースから外に出るときにはいちいち角を跨がないとならず、何度かこたつの上のものを足に引っ掛けてしまってヒヤヒヤした。しかしこのベッド、一人で動かすには大変難儀で、というのもベッドだけならともかくベッドの下の空間に収納ケースをガチガチに詰めていて、さらに収納ケースの中は衣類でパンパンに膨れ上がっているためその密度たるや相当のものである。これを移動させるにはベッドを無理矢理ひきずるか、中の収納ケースを一度外に出してベッドをひきずるかの二択しかない。どっちにしろひきずらなければならないわけだ。

前者はやってみたが所詮非力な文科系オタクには不可能な仕事であり、後者は面倒くさいので試してすらいない。それにしても問題はどうしてベッドが一人でに移動しやがったのかということで、ついでに言えばカーペットも購入当初より広がってきている気がするのだが、もしかしたら部屋に何か棲みついているのかもしれない。


2009年10月29日 (木) 緑茶カウント:0杯
まぁ普通に考えりゃ寝返りの振動で少しずつ移動してったんだろうけどね。何の話かって? 昨日の日記の話ですよ。

数日前、サークルの友人から「旅行に行ったからお土産のお菓子あげる。木曜日に持ってくるからお昼休みに食堂に来てね」とメールが来た。宛先を見るにサークルメンバーに一斉送信されたものである。そして今朝、「ごめん、お菓子家に置いてきちゃった」という詫びのメールがこれまた律儀に一斉送信されているのを確認して、思わず結婚を申し込みそうになった。なんだこいつ。

ついその可愛さに心打たれたので別にどこにも出かけちゃいないが友人の代わりに菓子を持参し、サークルメンバーに配った。余った分は家で食した。


2009年10月30日 (金) 緑茶カウント:2杯
ノリで馬鹿なことをして、そりゃもうやっている最中はハイになってすごく楽しかったが、一度冷静になった途端、ハイになった反動だか知らないが「いったい何をやってるんだ自分は…」と結構落ち込んだ。酔って全裸で機動隊に突っ込んで行った友人ほどではないが何だこの半端ない後悔は。しかし全裸で突っ込んで行った友人は別に後悔はしなかったらしい。大物である。

ちなみに自分は何をしたのかというと、いつも大学の最寄り駅から地元の駅まで電車で二十分かかるのだが、電車を使わず全て徒歩で四時間かけて帰宅した。ランナーズハイならぬウォーキングハイになってそりゃもうノリノリで歩いたものだがよく考えればただの馬鹿である。いい年こいて何をやっているのだ。世間様に申し訳ない。

このようにズンズン情けなくも悲しい気持ちになっている現在であるが、同時にそこまで後悔するようなことかとも思う。確かに馬鹿だが四時間歩いただけではないか。例えば大事な約束をすっぽかしてそのようなことをしていたなら問答無用の馬鹿野郎であるが自分の時間を好きに使っただけである。それなのに何だって落ち込んでいるのだ。全くわけがわからない。浮かれすぎたことを恥じているのだろうか。それかなぁ。それということにしておこう。何時も節度を守れるよう心がけたいものだ。




戻る