2009年9月1日 (火) 緑茶カウント:1杯
友人と酒を呑みつつ語らっていたら、友人が自身のファーストキスの思い出について唐突に語りだした。
「俺がさー、ある居酒屋に行ったらね。おっさんが怒鳴ってたの」
「何があったのかわからないけど他の客も迷惑してたんだ」
「それで俺は真っ直ぐおっさんのもとに歩いていって、無理矢理キスして黙らせてやったんだ!」
「おっさんびっくりしてたよー。あはははははは」
「で、それが俺のファーストキスなの」
キスして黙らせるというシチュエーションは漫画の世界でならたまーに見かけるが、それを現実世界で実行し、しかも相手が見知らぬ酔っ払いのおっさん、そのうえそいつが己のファーストキスだなんてすげーコンボをかます奴がこんな身近にいるとは思わなかった。そりゃおっさんもびっくりするわ。
その友人は先日家族に見合いを勧められたそうで、一枚の写真を見せてくれた。友人がこの写真について何か感想があったら言ってくれという。写真には今風ではない、どちらかというと七十年代八十年代チックな女性が写っていた。そのまま思ったとおりに伝えると、それは見合い相手の母親の写真だという。
「なんか娘が母親そっくりだからだってさ。娘の写真は見せてもらってない」
今後友人の見合いがどのように進むかはわからないが、どう転んでも絶対に結果を教えてくれるように頼んでおいた。変な奴だ。
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