7月      

2009年7月1日 (水) 緑茶カウント:2杯
去年の誕生日に友人からもらったマリモを育てている、ったってたまに水を替えているだけなのだが、マリモなだけに生きているのか死んでいるのか、元気なのかそうでないのかさっぱりわからない。サイズはあまり変わっていないように思う。溶けてもいない。ちゃんと取り替えてるから水も綺麗だし、直射日光を浴びて煮えている気配もない。しかし相手はもの言わぬマリモ。こいつが現在どういった状態なのかはこちらに伝わることはない。どうなんだろうこれ。何なんだろうこれ。ご機嫌はいかがなんでしょうか。よくわからん。


2009年7月2日 (木) 緑茶カウント:3杯
鞄の中に冷えたペットボトルとヘッドフォンを突っ込んだら、ペットボトルについていた水滴でヘッドフォンの耳あて部分がぐっしょり濡れ、そうと知らず装着したものだからものすごく気持ち悪かった。ぐちゃってした。一瞬何事かと驚いたよ。原因に気づけば何てことはないが耳にあてたその時は思いがけない意味不明の感触に正直な話びびったよ。是非他人に試してみたいものだ。


2009年7月3日 (金) 緑茶カウント:2杯
六月十九日の日記の続き、のようなものか。とりあえずわかりやすくするため六月十九日の日記を以下に貼り付けよう。

とある授業で、毎回授業の終わりごとに提出する感想文を書いていたら後ろの席の人物に声をかけられた。知らない人である。何だろうと思っていると、その人は自身のノートを指差して、これこれはあれあれと言っていたけど、それはどれどれでなになにで良いのかと尋ねられた。

なるほど授業の内容について確認したいことがあったのか。肩越しに振り返っていた体を完全に後ろ向きの体勢に変えて、自分でとったノートを見せつつあれあれはこれこれでどれどれなになに、と説明してみた。しかしどうも噛み合わない。もしや自分は何か間違って解釈していたのだろうか。途端に自信が無くなり、それならば今一度先生に聞いてみるべきだと判断し、じゃあちょっくら先生に聞いてくるよ、と断って席を立った。

ノートと本日配られたプリントを持って教壇に向かう。先生ー、すみません、今日の授業のここのところなんですけど、もう一度教えてもらいたいことがあって、これこれはあれあれでなになにって、どれどれこれこれあれあれでいいんでしょうか、と話すこと五分かそこら。さほど長い時間ではなかったが、再度丁寧に説明していただいたおかげで頭の中が整理できた。よしよしこういうことなのか、これでちゃんと説明できるぞ。

って思って振り返ったら件の人物は既にいなかった。

机の上に広がっていた荷物も綺麗に無くなっている。まさか既に帰っているとは思わなかったため驚きのあまり、「えっ!?」と声に出してしまいそうになった。いやお前。これから昼休みでそのうえ授業もちょっと早く終わったんだから五分くらい待ってろよ。それかせめて帰るなら帰るで一言声をかけろよいやその前にあんたの疑問は解決したのか、まさか面倒くさくなってどうでもよくなったのか、おいおいおいおい。

結果的には先生に質問することで授業の内容をきちんと理解できたので良かったが、すげー肩透かしをくらった気分だった。
今日も感想文を書く時間に名前も知らない後ろの席の人物に肩を叩かれた。ノートを見せてくれと言う。こちらも感想文を書かなければいけない手前ノートは必要なのだが、ある程度書くことは決めていたので貸し出した。すると後ろの人物が語りだす。

「今日の内容は、世界は苦ばっかりってことだよね」

ふむふむ。まあそんな感じだ。というわけで無言でうなづきを返し、次の言葉を促す。

「僕もすごく共感するんだ。世の中って苦しいことばっかりだよね」
「勉強しても、働いても苦しいことばかりで、本当世の中は『苦』ばっかりだと思う。すごくよくわかるよ」

………。

曲りなりにも授業中である。授業の感想文を書く時間である。彼と自分は友人ではない。名前すら知らない。だのに、授業中に肩を叩かれ、ノートを貸した挙句、愚痴のようなものをこぼされて自分は何を返せばいいのだろうか。うわー先生が見てるよー。しかも眉毛がハの字だよー。

どう対処すべきか迷いつつも、まぁ世の中理不尽なことって多いものだよね、と無難な答えを返して感想文に取り掛かった。時間が足りなくなり、感想文は半端なものとなったが仕方なしに提出した。件の人物はさっさと感想文を提出して姿を消していた。奴はいったい何なのだろうか。さっぱりわけがわからない。


2009年7月4日 (土) 緑茶カウント:3杯
わざびの香りやわさび味の菓子は好きなのに、わさびそのものはほとんど口にしたことがない。これはいったい何故だろうと思ったら、自分は刺身が嫌いだった。そうめんに薬味は入れない派だった。あと冷たい蕎麦も進んで食べない人間だった。

対象を好いていれば必ずしもそれに近づけるってわけじゃないってことか。何てこった。


2009年7月5日 (日) 緑茶カウント:3杯
スティール・ボール・ラン最新刊買ったー! 読んだー! まだ大統領の能力理解しきれねー!!

いわゆる並行世界ってやつか? SF作品には馴染みがないだけにこの手の設定を飲み込むのは時間がかかる。伝わってくる緊迫感にハラハラしているのに登場人物と同じように理解ができないというもどかしさ。ディエゴとジョニィの理解力すげーな。半端ないな。

あとエンバーミングとイムリとストレンジ・プラスと青春ばくはつ劇場と天使のお仕事も買った。エンバーミングは一巻を読んでから期間が開いていたので一巻を読み直そうと思ったが何故か一巻が見つからない。いったいどこに行ったんだ。イムリは相変わらずノリにのってる鬱展開だ。これからどうやって主人公はこの状況を打開していくのか非常に楽しみである。つーか打開できるのだろうか。

今日はざっと読んだから、特にSBRとイムリとエンバーミングは後でじっくり読み直そう。今月下旬は待ちに待ったもやしもんの新刊も発売だ。楽しみだ。


2009年7月6日 (月) 緑茶カウント:0杯
トトロは食えるのだろうか。

なんつーか、煮込み料理にするとうまそうだよね。特にでっかいトトロよりちっさいトトロ。肉がトロトロになるまで煮込んで食べるんだ。あーでも脂っぽいかな。小骨が多かったりしたら嫌だなぁ。いっそ圧力鍋で小骨が柔らかくなるまで調理をするべきないったい何を考えているんだ。


2009年7月7日 (火) 緑茶カウント:2杯
…CDってすげぇんだなぁ…。

いや、自分はCDプレーヤーを持ってなかったから、CD買ったら即パソコンに取り込んで、取り込んだデータをパソコンやMP3プレーヤーに再生して聴いてたんだよね。

それで今日、ライブDVDをパソコンで再生して視聴していて、流石ライブは迫力がある、音もいっぱい聴こえるぞとにこにこしていたのだが、ここでライブの演奏がすばらしいだけでなく、DVDを直接再生して視聴しているから、ってのもあるのか? と思ったんだ。前の筋肉少女帯のトークイベントでギタリストが「アイポッドに落とさないでCDで聴いてね」って言っていたのを思い出したってのもある。やっぱCDやDVDで直接聴くのと圧縮したファイルじゃ違いがあるんかな〜と。

そう思って試しに何度も何度も聴き倒した筋肉少女帯のニューアルバムのCDをパソコンにつっこんで、CDを再生して聴いてみた。このときまで、まぁちょっと音が綺麗になる程度かなと思ってたんだけどすみません大間違いでした!

音が増えた!!

違う、増えたんじゃない。これが元だったんだ。元だったんだけど知らなかったから驚いた。「クイーン並みに音を詰め込んでいる」と音楽雑誌のインタビューでメンバーが語っていて、そのときは「へー」程度にしか思ってなかったんだが、だって実感がなかったんだもんよ。筋少はギタリストが二人いるんだけど、ソロギタリストと空間演出ギタリストの音の違いが、ギターソロ以外はよく聴き分けられない、ベースの音がよく聞こえない、などなどあったんだが、それは単に自分が今まで音楽に触れてこなかったから、自分の耳が馬鹿だからわからないものだと思ってた。そうじゃなかったよ!

ベースってこんなに響いてたんだ。十分派手で魅力的だと思っていた音の奥に、まだ別の音が奏でられてたんだ。圧縮したファイルでは左右のギターの音がごっちゃになってまとまっていたが、おお、分かれて聴こえる…。こんな細かいドラムの音があったのか…。うわー。うっわー。

もしかしなくても、これまで自分はものすごくもったいないことをしていたのではないかと気づきショックを受けた。パソコンに全部取り込んであるからいいやと実家に置いてきたたくさんのCDを今ここに召喚したくて仕方がない。…安くてもいいから、CDプレーヤーも買おうかな…。こんなに、こんなに違っていたなんて…。ショックだ…。

あ、そういや、七夕らしいことは特にしませんでした。んーけどスーパーで短冊書いたかな。それくらいか。


2009年7月8日 (水) 緑茶カウント:3杯
筋少のアルバム再発記念の初期曲限定ライブ二日とも当選したああああああ!! 嬉しいなー! 一人では二日のうち一日分しか申し込めない仕組みになっていたため、友人に頼んでもう一日分申し込んでもらったら二日とも! 見事に! ありがとうありがとう。やったー!

一日目は1stアルバムから4thアルバムの「仏陀L」「SISTER STRAWBERRY」「猫のテブクロ」「サーカス団パノラマ島へ帰る」、二日目は5thから8thで「月光蟲」「断罪!断罪!また断罪!!」「エリーゼのために」「UFOと恋人」、ああーどっちも楽しみだ。

特に聴きたいのは「ペテン師、新月の夜に死す!」「夜歩く」「いくじなし」、あーあとアルバムの流れで「PICNIC AT FIRE MOUNTAIN」から「最期の遠足」まで続けてくれたらたまらない。どうかなぁ。「月とテブクロ」も聴きたい。「23の瞳」「風車男ルリヲ」「デコイとクレーター」「何処へでも行ける切手」「じーさんはいい塩梅」「スラッシュ禅問答」「くるくる少女」「きらめき」「アンクレット」「パレードの日、影男を秘かに消せ!」ってやっぱどうしたって多くなる。語りが多くて長めの曲をそれぞれ一曲ずつでもやってくれんかなぁ。けど最近のオーケンはあまり語りをしたがらないんだよな。でもお客は期待してると思うんだよなー。

無論初期曲の中の定番曲もやるだろうし、希望通りには行かないに違いないが、どうしたって今から期待が高まってしょうがない。九月のライブが楽しみだ。


2009年7月9日 (木) 緑茶カウント:5杯
二日前の日記の続きだが、考えてみりゃCDの方が音がよく聴こえるってのは当たり前だよな。絵でいえば、元はB4サイズだったものをハガキサイズまで縮めて眺めていたようなものか。そりゃー細かい線は潰れるし色も圧縮されるしオリジナルとは違ってくるよ。何故これまで気づかなかったのだろう。くわー。

話は代わって。今日学校帰りにグレーのTシャツを買ってきたのだが、家に帰り夏服を突っ込んだ引き出しを開けたらグレー、ダークグレー、紺、黒、白と、見事に夏らしくない色が真上に来ていて不意打ちのあまり気が滅入った。掘り起こせばもう少し鮮やかな色もあるのだが、しかしよくよく見てみると赤い色の服が無かった。夏なのに。太陽の季節なのに。きゅうりの皮のような濃い緑はやたらあるのだが赤が無い。トマトのような赤が無い。気が滅入った。


2009年7月10日 (金) 緑茶カウント:4杯
とあるA、B、C、Dという四人の話。会話の流れでAがBに無茶振りをし、Bがその対応に困ってあわあわしてしまったことが発端だ。

B「Aの無茶振りってすごいよな」
C「あんなの対応できねーよ」
A「俺もそう思う。だって俺が俺と知り合ったら絶対友達になりたくないもん。鬱陶しいし面倒くさい」
B「だったらやるなよ! どうしようかと思って焦っちゃったよ!」
C「自覚を持ってやってんじゃ救いようがないな」
A「でもついねー。やっちゃうんだよなぁ」
D「…そういえばAに無茶振りされたことってないな」
B「……え?」
C「……え?」
A「……え?」
D「え?」
C「それは無茶振りされてることに気づいてないだけだ」
B「ふつーに対応してるんだな」
A「何て心が広いんだ」
D「そうか。気づかなかっただけだったのか…。…かえって損をしている気持ちになるのは何故だ」

このA、B、C、Dのうちの一人が自分なのだが、あえて誰とは言わないので皆さん適当に想像してください。


2009年7月11日 (土) 緑茶カウント:3杯
携帯電話の機能を用いた目覚まし音を、好きな音楽に設定したら朝から気持ちよく目覚められるかと思いきや、安眠を妨害されるため好きな音楽に対し忌々しい気持ちを抱いてしまい果ては嫌いになりかけた。

大人しく初期設定に戻しとこう。


2009年7月12日 (日) 緑茶カウント:2杯
妄想の話。レポートのように頭の中で言葉を組み立てる類のものではなく、絵を描いたり千羽鶴を折ったりするような黙々とした作業を行う直前に軽いエッセイを読んだりすると、作業に入ってからも頭の中にエッセイの内容が残っており、しかもどんどん勝手に話が発展してしまうことがある。それはなんとなく流したラジオが耳に入ってくる様子にとてもよく似ており、脳内で起こっていることにも関わらずまるで他人の話を聞いているような錯覚を起こしてしまう。

だいたいは作業を終えると同時に脳内ラジオも止まるのだが、脳内ラジオの元が作業前に読んだエッセイであるために、現実のエッセイと妄想のラジオの境がわからなくなってしまうことがあって、これが少し困る。いったいどこからが自分の脳みそが発展させていった話なのかがさっぱりわからない。

それだけならエッセイを読み直せばすむことなのだが、問題はその脳内ラジオの内容をその後も覚えていて、あるときふと思い出してしまったときだ。そういえばこんな話を聞いたような気がするがどうだったか、と現実のエッセイを探してみても当然ながら出てこない。別の本だったかと再度探すも出てこない。ではこの出所は何だろう? と首を傾げるも、下手に実在のものとリンクしているためなかなかそれが己の脳みそで作られた妄想の話とは気付けず、目当てのものを探り当てられない不快感に悩まされてしまうのだ。

そして現在も、今日は小休止を入れつつも半日ほど一つの作業に没頭していたせいで頭の中がぐるぐるしており、とある一つの文章が現実のものか妄想のものかわからなくてどうもすっきりしない。夢か現か幻か。あれはいったい何だろう。これでは気になって眠れないではないか。困ったものだ。


2009年7月13日 (月) 緑茶カウント:0杯
一番好きな昆虫図鑑が、何度も開きすぎたせいで今にもページがバラバラになりそうだ。するとだいぶ傷んだものだと惜しく思うと同時にいっそ全てバラバラにばらしてしまいたいという誘惑に駆られてしまう。資料としてならバラバラの方がいっそ扱いやすい場合もあるんだよね。けど読み物としてはちゃんと本としてまとまってくれていた方が良い。だが、これはチャンスなのではなかろうか。新品の図鑑をバラバラにする度胸は無いが、バラバラになりそうな図鑑は「これはこういう時期ですよ」と許しを得たような気がする。バラバラになるがためにバラバラになりかけてくれているのかもしれないのだ。

とは思いつつもやはり踏み切れない。本当に一枚くらいページがとれてくれたらやるかもしれないが、いや、一枚じゃできないかな。五枚くらい落ちたら…。

優柔不断である。


2009年7月16日 (木) 緑茶カウント:2杯



ゴキブリじゃないよ。アマゾンに生息しているクリハラカミキリっていうカミキリムシだよ。

このところはpixivの企画用にちょっとした漫画を描いていた。そして今日は徹夜した。昼寝もせずに過ごしてしまったためにおかげで現在ものすごく眠い。何が大変だったって漫画原稿用紙に描き上げた直後、そのままのサイズではスキャナーに取り込めないことに気づき、余白部分をカッターでぶった切りまくったあの作業だ。心の底から面倒くさかった。

あと消しゴムかけという作業に限ってはCGはアナログより数段優れているに違いないと強く思った。うず高く積もる消しカスの山、もげる消しゴム、痛くなる腕。全作業の中で消しゴムかけが一番嫌いかもしれない。


2009年7月17日 (金) 緑茶カウント:3杯
夕方、家でだらだらしていたら玄関のチャイムが鳴った。扉越しに話を聞くと光回線工事をしないかという誘いだった。ああ、これはちょうどいいかもしれない、と、こちらもそろそろ光にしようかなあと考えていた矢先のことだったので扉を開き、営業のお姉さんから用紙を受け取って詳しい話を聞かせてもらった。玄関先での立ち話で、ごく普通の対応である。しかし何やらお姉さんの様子が少しおかしい、と思ったら涙目になっていてぎょっとしたら、お姉さんは少し慌てた様子でこう言った。

「すみません。なんか、すごく、優しくしてもらって…。それで、はい。ごめんなさい」

繰り返して書くが、ごく普通の対応をしていただけである。振られた世間話に乗ってちょっと雑談をしたりもしたが、ふつーに会話をしていただけである。そんな泣かれるほど優しいことはしていない。

もしかしたらこのお姉さんは何かつらいことがあったのかもしれないな、と思いつつ、サービスでもらった洗剤とティッシュとボールペンを所定の位置に保管した。お姉さんに幸あれ。


2009年7月18日 (土) 緑茶カウント:3杯



深夜から朝方にかけてのメッセの最中に生まれた萌えキャラ。我ながらひどいと思う。

モザイクで消した箇所にはメッセの相手の名前が入っていましたが、最後の良心で消しました。


2009年7月19日 (日) 緑茶カウント:3杯
髪の量が多い。どう考えても一掴み分は余計に生えている。朝、ブラシをかけてワックスを塗って髪型をそこそこに整えているのだが、必ずてっぺんに生えている一房が余計に余る。鬼太郎の妖怪アンテナのようにてっぺんに立ててしまえば落ち着くだろうが、あいにく妖怪の気配を感じ取る能力は備わっていないしそもそも妖怪アンテナにしては太すぎる。十本分はできあがる。

ワックスなんぞ使わなくても髪の毛が勝手に自立するほど髪が短かったときは量などほとんど気にならなかったが、耳が隠れるくらいに伸ばしてしまった現在は重いわ暑いわ厚いは鬱陶しいわでやりきれない。世の中には毛が少なくて困っている人がいるというのにこんなに無駄に生えやがって。もっとバランスを考えろ、とどうにもならないことを考えつつ今日も残りの一房の配置に苦労する。


2009年7月20日 (月) 緑茶カウント:3杯
ずっと大槻ケンヂの声だと思って聴いていたものがみうらじゅんの声だったことに衝撃を受けた。…何年オーケンの声聴いてんだよ…。

いや、いいんだ。アニメONE PIECEのゾロとサンジの声の区別がつかなかった人間だから仕方がないんだ。今はわかるけどな。観始めはさっぱりわからなかったから画面を見ないとどっちの台詞かわからんかった。ちなみにONE PIECEはアニメのアーロン編から入って、その後漫画を読んだので初期は物語もキャラクターも把握しておらず、余計混乱していた気がする。

「ここは誰の声でそこは誰の声」と理解した後でなら声の違いがわかるのだが、事前知識なしに声だけ聞いた場合はほんっと全然わからない。ある程度近い声は皆「似たような声」としてひっくるめて同じように聞こえてしまう。問題はその「似たような声」が他人から見ればまったく近しくないということだ。

特別耳が悪いというわけではないので、単に聞き取り能力が劣っているだけだろう。中学までほとんど音楽に興味を持ってこなかったことが関係しているのだろうか。よくわからん。


2009年7月21日 (火) 緑茶カウント:3杯
絶望先生を読んでから昼寝というか夕寝をしたら、夢にプロシュート兄貴が出てきた。
関係性が理解できない。


2009年7月22日 (水) 緑茶カウント:0杯



いっぱい買ったぞー。

今日買ったもの。

林檎もぎれビーム! / 大槻ケンヂと絶望少女達
仏陀L / 筋肉少女帯
SISTER STRAWBERRY / 筋肉少女帯

「林檎もぎれビーム!」はアニメ「さよなら絶望先生」第三期のOPテーマ。「仏陀L」と「SISTER STRAWBERRY」は絶版になっていた筋少のアルバムをデジタルリマスタリングして紙ジャケ仕様で再発したものだ。




OPで聴ける部分だけでも「君が想うそのままのこと 歌う誰か見つけても すぐに恋に落ちてはダメさ」「お仕事でやってるだけかもよ」といきなりオーケンらしさが爆発していた今作。おっかけ少女がバンドマンに恋をし、冷めていく様子を歌ったレティクル座妄想収録の「ノゾミのなくならない世界」を思い出される。

いったいフルで聴くとどんな内容になっているのかとわくわくしながら聴いてみた。それでちょっと驚いたのが、今回は「人として軸がブレている」のように一番の歌詞を継ぎ接ぎして短くしたタイプをアニメのOP用に使っていたのではなく、最初から短い一番をそのままOPに使っていたということだ。

で、初めて聴いた二番からの歌詞。基本的に一番の流れにのっとっていて大きなどんでん返しなどはない。ただし曲調は結構変わる。結構変わるんだけどどんな風に変わるのかふさわしい言葉を知らないから言い表せない。えーと、ヘヴィな感じから可愛い感じに変わるよ。

さて、歌詞の内容だが、……希望的ではない、かな。簡単にまとめると、例え偽物とわかっていても、自分が信じたいと思うそれを信じれば自分を変えることができる、そして合言葉を叫べば絶望の少ない「こっち側」の楽園へと行くことができる、だけど結局どこに行ったって同じだし、そもそも何も始めちゃいないし、「明けぬ夜はない」なんて言葉も「お仕事でやってるだけ」の、人を喜ばせるための言葉だよ、って内容だ。

ただ、歌では「合言葉を叫んで向こう側へ行こうぜ」というところを強調しているから一見希望的っぽく聴こえる。でも結局は「どこに行ったって同じ」と全否定しているのだ。ここらへんにオーケンのオタクへの考え方が見えてくるように思う。最近、アニメソングやらゲーム音楽やらオタク関連の仕事をオーケンはしているが、オーケンは決してオタクに優しい人間ではない。オーケンもオタク気質のある人間だが、オタクに都合の良い救いの女神様が現れるような物語を用意するタイプではない。どっちかというと、救いを見せた後にさらに突き落とすタイプの人だ。

インタビューでは「そうと分かっていても突き進むことで、みんなで生み出す幻想のシャングリラが待っているということで。それって、本当にそうだと僕は思っているし、僕もそこに参加したいという思いがある」と言っているが、これもミスリードなんじゃないかと思っている。その後に「思っている、だけど」と続いてもおかしくない。オーケンの言葉をどこまで信用していいかってのも問題なんだよなぁ。

歌詞解釈はこのくらいにして、そういえば今回の演奏陣は特撮メンバーじゃないんだな。空想ルンバまではそうだったけど、その後に発売されたアルバム「かくれんぼか 鬼ごっこよ」では特撮以外のミュージシャンも参加していて、そして「林檎もぎれビーム!」では特撮メンバーはオーケンとNARASAKIだけになっている。これは何故だろう。何か意図があってのことなのだろうか。

仏陀LとSISTER STRAWBERRYについても書きたかったが、長くなったので今日はここまで。続きはまた明日書こう。


2009年7月23日 (木) 緑茶カウント:2杯
今日、昨日の続きを書く予定だったけど、いろいろ忙しかったのでまた明日ー。

いやー最近パソコンの調子がよろしくなかったのだが、とある方にあれこれとお世話になってかなりいろいろ助けてもらった。このところ凍ることが多くって、しかも画面が突然水色や紫、黄色、オレンジなどの鮮やかな色一色になって難儀していたんだ。

もしかしたら単に故障しているのかもしれないという話にもなったが、再起動にかかる時間やガガガガガといった苦しげな音は目に見えて少なくなったのでとても嬉しい。夏の間ほったらかしていたザリガニの水槽を綺麗にした気分だ。すげー緑でドロッドロしてたよ。やっぱ定期的に手を出さないとだめなもんだね。反省した。


2009年7月24日 (金) 緑茶カウント:2杯
まだ一日しか経っていないが、今のところパソコンは凍っていない。また、数日前まで長くパソコンを起動していると決まって表示されていた「メモリ不足です云々」という警告や、それ以後に起こる右クリックをしても反応が無くなる、コピペができなくなるといった症状もない。嬉しいなー。

さて、ではCDの感想といきますか。



筋肉少女帯のメジャーデビューアルバム「仏陀L」。ジャケットに写っている大勢のおばあさんはメンバーではなく、メンバーは赤い服を着て髪を逆立てた左の男とやくざのような右の男である。左の男は大槻ケンヂで、右のあからさまに柄の悪い男はピアニストだ。他のメンバーは「ロック的な外見ではない」という理由によりジャケットから外されたらしい。どうでもいいがこのジャケットに写っているおばあさん達の何人が現在もご存命なのだろうか。

みうらじゅんと大槻ケンヂの声やゾロとサンジの声を聞き分けられなかった馬鹿耳の自分にもわかるほど音がすっきりしていた。あと全体的に音が大きくなったのが嬉しい。特に「モーレツ ア太郎」のイントロのピアノはオリジナルは音が小さくてよく聴こえなかったからなぁ。「福耳の子供」の女の声や「孤島の鬼」の頭の呟きのような朗読など、全体的に曲に対してやたらと小さかった音が大きくなっている。

それとこれはオリジナルと聴き比べて気づいたが、ピアノの音がリマスタ版の方が太くなっているように感じる。何て言ったらいいんだろう。中心の色が濃く、外に向かうにつれ色がぼやーっとしていく円があるとする。その円を円として区切るとき、色のくっきりしている中心に近いところで区切って残りを切り捨てていたのが今まで、ほとんど白に近いぼやーっとしたところまでをも円と認めて区切ったのが今回のこれ、というか。伝わるだろうか。

そしてまたジャケットの話に戻るが、「おーふくビンタハードパンク」って、そういうジャンルだったのか。すごい名前だな。



セカンドアルバム「SISTER STRAWBERRY」。収録数は六曲というミニアルバムだが傑作として名高い名盤。どの曲もパワーに溢れていて素晴らしい。特にラストの「いくじなし」は必聴だ。九分もあるこの曲の大部分が語りってんだからすごい。ちなみにこの女性も帽子の上の動物もメンバーではない。

これも仏陀Lに同じく、オリジナルでは聴こえづらかった音が大きくなっている。マタンゴのイントロのバッハや「夜歩く」の冒頭の語りはともかく「日本の米」のコントまでこんなによく聴こえるとは。これは聴きながら笑ってしまった。すごく馬鹿馬鹿しい歌詞なのに演奏は迫力あるわオーケンは力の限り絶叫するわで聴くととても元気になる。あと納豆と米を食べたくなる。好きだ。

歌詞もいいけど、やっぱこのアルバムの聴き所はエディのピアノと横関さんのギターだなー。ほんっと、筋少を聴き始めた頃、即ち音楽を聴き始めた頃はギターってどれも同じじゃないんか? と思っていたが、流石に今はわかる。そして今はそれぞれの楽器の音にも興味が出てきているところなので、しっかり聴こえるのがとても嬉しい。ララミーの後ろで聴こえるポコポコポコっていう何かを叩いているような音は何だろう。

あとこっちのジャケットには「猟奇CYBER PUNK」と書かれていた。いったい誰が名づけたんだ。オーケンか。

そういうわけで、どっちのアルバムもオリジナルの方を既に持っているが、買ってよかったと満足している。しかし残りはどうしよう。再発されるアルバムを全て揃えると応募者全員にCDの収納BOX、そのうち抽選で八十八名にオリジナルTシャツがプレゼントされるそうだが、どうかなぁ。と、悩みつつ、これを書いている今もCDを聴いているのだが、ピアノの音がとても綺麗だ。うん、買ってよかった。


2009年7月25日 (土) 緑茶カウント:3杯
「で、帰ってきたときまだいたら捕まえようと思って、そしたらまだいたんだ。それで飼おうかと思ったけどうちにそういうセットはないし、用意するお金もないからどうかなって」

「それでそのとき俺の中ではキョンが大ブームだったの。キョンっていうのは○○ってところにいる鹿で、もとは中国だかどっかにいたんだけど、動物園にいたのが逃げ出して野生化したんだって。それで、今どこどこではイノシシとキョンが危ないっていうんで警戒されてるんだって」

「ということで俺はこいつにキョンと名づけたんだけど、彼女が、キョンって言ったら今はハルヒの方のキョンだと思われるよって言ったから、やっぱ田中にしようかなって思って、そう名づけたんだ」

ウヲ「ところでいいか?」

友人「うん」

ウヲ「鹿との関連性って全くないよな」

友人「いいんだ。俺の中でブームだったから」

そういうわけで、我が家にノコギリクワガタの田中キョン君がやってきました。近づくと滅茶苦茶威嚇されますが、今のところ元気です。


2009年7月26日 (日) 緑茶カウント:5杯
我が家もついに光回線になった。 おお! 今まであまりに重過ぎてクリックすると必ずパソコンが凍る、もしくは凍りかけていたページもすいすい見られるぞ! この間のデフラグ効果もあるだろうけどなんて良い塩梅なんだ。快適だなぁ。

ところで田中キョン君はせっかく気持ちよく潜れるように専用の飼育マットをたっぷり入れてやったのに、いつも朽ち木と壁の間で挟まって斜めになっている。本人はそれがお気に入りらしいが、そんな格好で体が休まるのか心配である。まさか潜り方を知らないんじゃあるまいな。


2009年7月27日 (月) 緑茶カウント:2杯
夜に見た夢の話。夢の中で自分は高校生で、教室で数学の授業を受けていた。しかし真面目に受けてはおらず、雰囲気から察するにクラスメイトも誰一人として真面目に授業に参加していない。先生がいるのに半ば自習のような状況だ。しかも、この授業はいつもそのような様子であるらしい。

だがついに先生の堪忍袋の緒も切れたらしく、真っ赤になって怒って机の上にノートを出して開くようにと全員に命じ、つまりノートすら開いていないという有様だったわけだ。そして、ちゃんと開いているかどうか机を回ってチェックをし始めた。

窓際の方の席にいた自分は焦って数学のノートを取り出そうとするのだが、もとより数学のノートなんてもんは用意していなかったらしい。なんてひどい生徒なんだ。じゃあ何か、適当なノートでも広げておこうと思うもなかなか良いものが見つからない。こうしている間にもだんだん自分の番は迫ってくる。仕方が無い。背に腹はかえられぬ、と苦し紛れに一つのノートを開いた。

かしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆか
かしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆか
かしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆかかしゆか

ノートの右ページ下半分が何故か「かしゆか」という文字で埋められていた。そのノートを見た先生は当然ながら怒り、何でかしゆかなんだろうと不思議に思った時点で目が覚めた。

何でかしゆかなんだろう。パヒュームの一人の名前ってことは知ってるが、どれがかしゆかなのかまで把握しているわけでもなく、パヒュームに特別関心があるわけでもなく、寝る前にテレビでパヒュームを見ていたわけでもないのに何故夢に出る。

かしゆか。何なんだ。


2009年7月28日 (火) 緑茶カウント:6杯
田中キョン君はとても大人しい。滅多に動かないし餌もあまり食べない。しかし田中キョン君とほぼ同じサイズのノコギリクワガタのフィギュアをけしかけてみたら「くわー!」とばかりに威嚇して顎で掴んでフィギュアを真っ二つにしていた。一応闘争本能はあるらしい。ちなみにフィギュアはもともといくつかの部品に分かれていて、組み立てて形を作るものなので問題なく元に戻せる。

戦い終わったキョン君はまたケースの壁と朽ち木の間に斜めになって挟まっていた。


2009年7月29日 (水) 緑茶カウント:3杯
毎年誕生日には鰻を食べているのだが、さて今年はどうしようか。去年行った鰻屋の店員は着物を着ているにも関わらず立ち姿が全く美しくなく、そりゃ鰻がうまけりゃそれでいいじゃないかとも思うがやはり着物を着ているからにはそういったところは徹底してほしいもので、可もなく不可もない鰻を食いながら何ともいえない残念な気持ちになったのだった。誕生日にわざわざ何ともいえない気持ちになりに行くのはどうだろう。

しかし一年経ってりゃ様子も変わるだろうし、あの時と同じ店員が出てくるとも限らない。もう一度見に行くのも良さそうだ。だが、もう一つ問題がある。自分はそこまでして鰻を食いたいのだろうかという疑問が浮かんでしまったのだ。いや、好きだけどさ鰻。でも高いし。店員ふらふらしてるし。ちなみにこの店員については去年の七月三十日の日記に詳しく書いてある。そうそう。去年の誕生日はジョジョ尽くしで過ごしたんだったな。あれから一年か。懐かしい。

今年は特にこれといった用意はしていない。しいて言えば鰻を食べに行くか行かないか迷っている程度だ。うーん、鰻以外にも何か楽しみを用意しておくべきだったか。だけれども欲しかったCDは最近ポンポン買ってしまったしな。しかもそのせいで金がない。あるにはあるけどあまり無い。とりあえずケーキは買ってくるか。


2009年7月30日 (木) 緑茶カウント:0杯
鰻を食うか食わないかは飯の時間になってから考えることにして、とりあえず今日は靴を買いに外へ出かけよう、と正午を少し過ぎた時間に外出の準備をしていると携帯電話に呼び出された。電話の主はサークルの友人である。はいはいと通話ボタンを押すとハッピーバースデイの歌声と、くすくすふふふはははという背後からの楽しげな笑い声が聞こえてきた。

ウヲ「どうした。罰ゲームか?」
友人「ひどい!」

なんだなんだ、後ろから笑い声が聞こえたから罰ゲームでやらされてるのかと思ったよ、と冗談を言うと、純粋に誕生日を祝おうとしたんだよ! と返された。話を聞くに、試験やら待ち合わせやらでサークルの面子が学校に来ていて、食堂で喋っていたらだんだん人が増えていき、今に至るということらしい。その後電話が順番に回されて、八人からそれぞれおめでとうの言葉をいただいた。何だよ嬉しいじゃねーかこの野郎。

礼を言って電話を切り、改めて外に出る支度を整えて家を出た。移動中にまたサークルメンバーからメールが来る。今度は雑談の内容で、まだしばらく学校にいるらしい。じゃあちょっと顔を出してみるかなと返信すると、「超来い」と返ってきたので、お祝いの言葉の礼代わりに人数分のアイスを買って学校に行った。

そして二時間ほど喋り、そろそろ帰るかという流れになって、じゃあ自分はそもそも靴を買うために外に出たから靴屋に寄るよと言うと、最後まで残っていた三人のうち、俺も俺もと二人ばかりが付いてきて一緒に買い物をすることになり、目当ての品を購入した後は友人の買い物に付き合い、誕生日だからおごってやるよと言われ晩飯をアイリッシュパブで御馳走になった。

友人二人と別れた後は、ショートケーキを一つと美味しいチーズを二つ、ビールを二缶、ちょっと興味があった小説を一冊買って帰宅した。とても楽しい一日だった。


2009年7月31日 (金) 緑茶カウント:0杯
「俺はこのシンプルだけどビーズとキラキラした石がついてて可愛いサンダルがいいな。踵は五センチくらいで。そうそうこれこれ、ここらへんのサンダルがイメージに近い。あっちのはケバすぎて嫌だ」

「俺はねー。多分俺が女の子だったら足が汚いと思うから、あまり裸足になりたくないと思うの。だからサンダルは買わなくて、ブーツを買うんじゃないかな。冬にお洒落する子になるよ」

靴売り場のレディース売り場にて。「もし自分が女だったらどんな靴を買うか」という仮定のもとにした馬鹿話。昨日自分が靴を選んでいる間、もしそうだったらどーよと話を振ってみたら思いのほか詳しい設定が語られて笑った。それにしてもこれは別の友人も言っていたことだが、サンダルはメンズとレディースでデザインの豊富さで格段の差があるものである。メンズももうちっと頑張ってみても良いのではなかろうか。




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