2009年2月2日 (月) 緑茶カウント:3杯


今日は友人と趣のある甘味処でおしるこを食し、古書店街を歩いて一日を過ごした。そうして手に入れた品が上のもの。これは古書店ではなく一般の書店で見つけたのだが、こんな素敵なものが存在するとはついぞ知らなかった。今回の目当ては蛙の図鑑で、前々から目星をつけていたものがあったのだが、子供用の図鑑コーナーに並ぶこのシリーズに目がいって手にとってみたら一目惚れ。予定変更を余儀なくされた。
この偕成社の「自然の観察事典」シリーズは全四十種類あり、大きめの絵本や図鑑ほどのサイズで、ページを贅沢に使って大きなカラー写真をたくさん載せてくれている。今日買ったのは「テントウムシ観察事典」だが、他にカブトムシ、ミツバチ、カリバチ、オトシブミ、カタツムリ、ヤドカリ、タンポポ、ヒマワリ、アサガオ、ヘチマ、ツバメ、ニホンザルなど大変種類が豊富でどれもとても面白そうだ。子供向けのため全ての漢字にルビが振られているが、内容はなかなか専門的で大人も充分楽しめる。
何より嬉しいのがこの写真の大きさだ。いわゆる昆虫図鑑などでは一冊の図鑑でたくさんの昆虫を取り扱わなければならないため、なかなか大きな写真ばかり載せることなどできないし、一匹の昆虫にだけページを割くこともできないが、これは対象を一つに絞っているためそういった制約に囚われることがない。おかげで生まれて初めてテントウムシの足に生える毛の流れなどというものを見ることができた。
ただ、これだけ写真を使っているため値段は張る。四十ページで二千四百円だ。小学館の昆虫図鑑は二百ページで二千円なのでやはりこれは高いと思う。しかしそれだけ払う価値はある。全部は無理でも、タンポポとカマキリとヤママユガは欲しい。一ヶ月か二ヶ月に一冊ずつ買うなら無理なく手に入れられるかな。その方向で行ってみよう。
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