日記録0杯, 日常

2022年11月20日(日) 緑茶カウント:0杯

ほんの二週間前に会ったばかりの人が、次の約束が年明けであることを残念に思ってくれているのがどうにも不思議だった。だって今、二週間ぶりに我々は顔を合わせているのだから。

約一年ぶりの再会を経てからの二週間後。スケジュール帳をめくりながら次に会えるのは早くて一月だと告げたとき、その人は寂しそうな顔をした。念のために断っておくと我々は恋人同士ではなく、その友人は最近結婚したばかりで、己に邪な感情もない。異性か同性かについては意味のないことなので置いておこう。とにかく、我々はただの友人関係なのだ。

ぶんぶんに手を振ってくれる友人に別れを告げ、帰路につきながら噛みしめる。己はなかなか、幸せな人生を歩んでいるのだなと。別れを惜しみ、次に会うことを願ってくれる人がいるなんてどれだけありがたいことだろう。いつか、どうして自分を好いてくれているのかと勇気があれば聞いてみたいものだ。傲慢な質問かもしれないが、その人ならきっと許してくれるだろうから。



日記録0杯, 日常, 筋肉少女帯

2022年11月8日(火) 緑茶カウント:0杯

生の音楽を全身に浴びた今、多幸感にとろけている。余韻を噛みしめて動けなくなっている。明日のことなど考えられなくなっている。

それほどに幸福だったのだ。刺激的だったのだ。細胞がどよめいたのだ。濁流のように押し寄せる音が心地よく、情報過多で、くらくらした。何せ約一年ぶりなのだ。

基本的には健康なのだが、コロナとはどうにも相性が悪い。咳喘息を発症しやすく、一度発症すれば咳が四ヶ月続き治療は二年に及ぶ。コロナのリスクも高く、深刻化しやすいと主治医から忠告を受けている。よって注意深く生活をしているのだが、それでもある日咳喘息を再発してしまった。息をするだけで咳が止まらず、こうなればこのご時世無暗に人前にも出られない。ライブに行けるはずもなく、購入したチケットをそのままに見送ったこともある。

故に、当たり前を奇跡に感じた。かつての、たった数年前の自分が当たり前に享受していた生の筋少。筋少だけでなく、メンバーのライブにも足繁く通い、参戦数は年に二十本以上。あの頃に戻れるかと言えば、それはわからないけれども。

生まれてからこれまで、思えば半分以上を筋少と共に生きている。筋少の音楽は血肉以上に染み渡り、むしろ骨格とも言えるだろう。その音楽を約一年ぶりに浴びて、待ちわびた音楽を全身に浴びて、咀嚼し、噛みしめて。

幸せでないはずがない。

あの日足繁く通えた幸福を喜びつつ、今の幸福に感謝する次第である。
あぁ、今日は夜が明けるまで寝たくない。いつまでも今日が続けばいい、と願いながら。



日記録0杯, 日常

2022年3月31日(木) 緑茶カウント:0杯

日付が変わる前に念のためお知らせを。毎年エイプリルフールにはセルフでサイトジャックをしていましたが、今年は何も起こりません。頑張ってみようと思ったのですが良いネタが浮かばなかったので潔くお休みしようと思います。

楽しみにしていた方がいらしたら申し訳ない! 過去の制作物のリンクを一覧にしたのでよろしければご覧ください。個人的に気に入っているのは「リア充でサイボーグなアキヒトの超★日常」です。時間のあるときにじっくり読んでいただけたらこれ幸い。自画自賛になりますがなかなか面白いかと思います。

2021年「株式会社uzuwamu顧客満足度調査」
2020年「夢見る人間モドキによるLOVE診断」
2019年「筋少コラボカフェ」
2018年「最上魁星平成総選挙FINAL」
2017年「Mr.Walkmanの昆虫図録」
2016年「アニメだよ!筋少さん松り」
2015年「筋肉少女帯の歌詞世界の品々を販売する通販ショップ」
2014年「炊き込みご飯が食卓の主流になりますように」
2013年「鬼畜botの部屋」
2012年「おなかをすかせたおとこのこ」
2011年「リア充でサイボーグなアキヒトの超★日常」
2010年「湯飲み専用通販ショップ・湯飲み屋本舗」
2009年「創作詩サイト・プレディカドール」
2008年「スーパーフラフープを応援する会」
2007年「巫女萌えサイト・絡み巫女」



日記録0杯, 日常

2022年3月12日(土) 緑茶カウント:0杯

まぁ人生いろいろあるが楽しいこともたくさんあるのでご安心いただきたい。そしてこのところは紅茶と珈琲の摂取率が上がっているため緑茶カウントがあまり回転していないが緑茶も変わらず好きである。ついでに言えばワクチン三回目も接種した。スピード感のある自治体に感謝である。

ライブもね。行きたいばかりにね。配信で切なさが募ることもあってね。「欲していること」を自覚しないようにあえて避けるようにしている自分自身を自覚している。それはそれでどうなんだと思いつつ。だって現地に行きたいんだ。でも、チケットを買いつつも状況的に行けないこともあったんだ。数回ね。金額的にはまあまあですな。

血肉になっているからこそ、意識の外にやらないとしんどい時期がある。で、まぁ、今がそれなのだ。とはいえ、きっと少しずつ。状況は良くなっていくと信じているので。その日をゆっくり待とうじゃないかと思うよ。

ということで、最近はやたらとパネポンをしている。親指の腹が擦り切れそうである。



日記録0杯, 平沢進, 日常

2022年3月11日(金) 緑茶カウント:0杯

確かに己は好きだった。

およそ十年前、ツイッターで面白いツイートを繰り広げる彼に興味を持ち、公式サイトに行って。そこに掲載されたテキストを読んでぐんぐん惹き込まれ、そうだきっかけは文章だった。そして掲載されていた全てを読み込み、本を買って、ファンである友人からCDを借りてさらに転がり落ちて、いつの間にやらファンクラブに入会しコンプリートボックスを購入していた。

それから初めてライブに行って、実在する彼を目の前にして感動し、会報誌を喜んで読み、ファンイベントで最前列を得て、投稿していた己の悩みに対する回答を得られ、つらいときにも彼の音楽と文章は心の支えになってくれて、本当に心から大好きだった。

過去形になってしまったことが悲しい。

作品と作者は別物だ。しかし割り切れないこともある。今回はどうしても割り切れず、落胆が募った。そんなことは自分勝手に他ならない。勝手に幻想を抱いたこちらが悪い。ただ、それでも。

十年前、彼に出会ったとき。屈託なく文章と音楽を楽しめて、ライブに熱狂できた。そんなひとときを得られたことに感謝したい。そしてその思い出と買い集めたCDを大事に大事に仕舞っておいて。いつかまた、己の中で心の整理ができたときに。封を開こうじゃないかと思う。

ファンクラブの更新を見送った悲しみを未だ整理できないまま、ひとまずの吐露。
しばらくさようなら、平沢進。確かに己は好きだった。