日記録3杯, 日常

危うく「あれは僕の家だよ」、と言うところだったと考えると冷や汗が出そうになる。朝、服を着ようとしたら思った以上に皺くちゃで、流石にこれをこのまま着るのは憚られる、しかし代わりに着られる服の中でちょうど良いものは見つからない。仕方なく時間が無いにも関わらずアイロンがけを決行。蒸気を立ち上らせながら急いで皺を伸ばし、アツアツの服を急いで着て部屋を出た。

そして午後になってふと思う。自分はちゃんと電源を切ってきただろうか、と。

瞬間、サーッと血の気が引いた。あれから何時間も経過している。もしアイロンが点けっぱなしであったなら、とっくにアイロンの中の水は蒸発しきっているだろう。その後はどうなる? 最悪、火事になるのではないか?

気になって仕方がないがそのとき自分は用事があって何駅も離れた場所にいた。出来ることならすぐに自宅に引き返したいがそれすらもままならない。家を出るとき自分はどうしただろう。消したような気もするが、うっかり忘れた気もする。コンセントは抜いたか? 何てことだろう、覚えていない。

携帯電話でインターネットに接続し、自分の住まいのある町の名前と半角スペース、そして火事という単語を入れて検索した。もしや事件になってやしないかと。ひやひやしながら地元のニュースを探す。無い。あるのは近所の喫茶店の猫が写真を撮られまくっているとか、どこの店の何が美味いとか、ほのぼのした話題ばかりだ。結構なことである。結構なことであるが、結局自分はアイロンの電源をちゃんと切ったのか!?

結論から言うと電源はちゃんと切られていた。コンセントもしっかり抜かれていた。だが、それを見たときよりも、自分の家が無事に残っている様子を目視出来たときの安堵感の方が強かった。「家があって良かった」とあれほど思ったことも無い。杞憂に終わったとはいえ心の中はなかなかの修羅場。皆さんもアイロンにはお気をつけて。

日記録0杯, 日常

不毛なことだ! 余計なことをぐるぐる考えてしまったよ! こんなときは眠るに限る。おやすみ!

日記録0杯, 日常


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家族を紹介しよう。数日前から我が家ですくすく育っているユージーとユーシーだ。今のところユージーにもユーシーにも均等に栄養が行き渡っているようで安心している。二人の好きなものは太陽で、苦手なものは過度の乾燥と多すぎる水だ。あと何日一緒にいられるかわからないが大事にしたい。元気に育てよ。

日記録0杯, 日常

「ウヲさんは誰を応援してますか?」

「へ?」と思わず声が出る。何のこっちゃと思えば彼女の指差す先にあるのは巨大な電光掲示板。総選挙がどうたたこうたら、と書かれており、なるほどAKBのイベントがあるのか、と納得すると、「私は○○を応援してるんですよ~可愛いですよね~」と彼女。ほぉ、これは面白い。

というのも、自分の周囲でAKBに興味を抱いている人はさほどおらず、総選挙に注目している人などほとんどいない状態で、おや珍しいものを見た、と関心を抱いたが、彼女にとっては自分こそが驚きの対象だったらしく、一言一言答えるたびに反応が面白く、いやあ新鮮だ新鮮だと心の中で喜んでしまった。

「ウヲさん○○知らないんですか?」「知らないですねー」「ほら、あの看板の子! 見たことあるでしょ?」「無いです」「えーーーーー!? 信じられなーい! テレビによく出てるじゃないですか!」「テレビあんまり観ないからわからんのですよ」「えーえーえーじゃあ△△も知らないんですか?」「知らないです」「マジですかーー! えー総選挙って政治家の選挙よりも視聴率とれるんですよ!」「そりゃすごいですね」「そうなんですよー! えーマジで興味ないんですね! 驚きました」「はっはっはっいやーすみません」

その後彼女はどのような経緯でAKBを好きになったのかを熱弁し、どんな曲が良いかを語り、家に帰ったら選挙速報を見るんだ♪ とわくわくしていた。彼女の話を聞いたところでAKBには全く興味がわかなかったが、伝わる楽しさは愉快なものだった。彼女の応援する人はいったい何位に入っただろうか。わからないが、上位だったら良いねと思う。わからないが。

日記録0杯, 日常

部屋の中。クロゴキブリの子が白い壁を歩いているのが見えたので、ティッシュを取って粛々と殺した。まだ子供であるゆえ冷静に始末が出来たが、これが育ちきった奴だったら悲鳴の一つも上げただろう。情けない話であるが。

思い込みとは誰しもが抱かれるものであり、同時に誰もが持つものであるが、自分の場合虫好きということから、「ゴキブリも好き」、でなくとも「ゴキブリも平気」と思われやすい。そりゃあ虫嫌いの人に比べればまだ耐性はあるだろうが、奴らに恐怖と嫌悪を覚えることには変わりなく、数年前のある日の深夜、数駅離れたところに住む友人から、「ゴキブリが出た、助けてほしい」と電話をもらったことがあったが、申し訳ないがと断った。まぁ、昼間だったら考えたかもしれないが。仮に自分が向かったところで何の助けにもならないのは明白である。

またある日、夜中に帰宅したら玄関前でゴキブリが交尾していたことがあった。泣きそうな気持ちになりながら近所のコンビニに逃げた。よりにもよって人の家の前で繁殖しないでいただきたい。どっか森の奥の人のいないところでやってくれ。頼むから。

やや脱線したので話を戻そう。そう、脱線していたのだ。自分が本来したかったのはゴキブリの話ではなく思い込みの話の方なのである。虫好きゆえにゴキブリも大丈夫、と思い込まれたように、少し世代が上の音楽にはまっているがゆえに、上の年代にしか興味が無い、転じて、結構な年上好きだと思われていたらしい。

好きな芸能人を聞かれたときに「阿川佐和子の雰囲気が好き」と答えたことも一つの原因だったらしい。そのうえ浮いた話が全くなく、話を振られても興味を示さず、むしろこそこそ逃げていくこと。それゆえに年上好きだと! 二十三十年上の者しか恋愛対象にならないと! 思われていたんだってさ! おい!!

そして謎が解けた。「今度○○さんという素敵な方をお呼びするけど、その方は既婚者だから興味を持っちゃだめよ」と釘を刺されたのはどうしてか。そういうわけだったんだよ!

まさか音楽の趣味一つでこんな誤解を受けるとは、と衝撃を受けた。いや、もっと恋愛に興味を示していれば恐らく違ったのだろうが………。しかもそう思っているのが一人や二人じゃなかったのだからもうどうしたものやら。明日から若者の写真の切り抜きでも透明な下敷きに挟んで持ち歩いてやろうか。もう。