重陽の節句

2016年9月9日(金) 緑茶カウント:2杯

どうしたら重陽の節句を祝日に出来るだろう、と日がな一日考えていた。

今日は一年に一度の重陽の節句だ。五節句のうちの一つ菊の花の節句である。七草粥を食べる一月七日の人日の節句、雛祭りを祝う三月三日桃の節句こと上巳の節句、子供の日として祝われる五月五日端午の節句、そして短冊を揺らす七月七日、七夕の節句。それらに比べて一段と地味で、一段と知名度の低い重陽の節句。だから己は重陽の節句を贔屓する。何か可哀想だから。

そうして贔屓を続けて早八年の歳月が流れたが、特に重陽の節句が盛り上がった実感はなく、己の力不足を痛感する、と言いつつ実際そこまで気にしてはいない。だって毎年身近な人に重陽の節句重陽の節句と騒ぐだけだから。それ以外に何もせず、ただ騒いでいるだけだから。

とはいえ。来年も再来年も十年後も二十年後もひそかに叫び続けよう。今日は重陽の節句だよ。



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